身体の事

焼けたくないから海には行かない?その問題解決できます!

夏場の最大の敵。太陽光による身体の日焼け!日焼けを嫌ってダイビングをしないなんて方がいるかもしれません。ですが、日焼けをしたくないことが原因で海に入りたくない。そもそも行きたくない。夏場の醍醐味である海でのアクティビティを我慢するのは勿体無いと思いませんか?今回はそんな人を少しでも減らせたらいいなと言う記事です。ダイビングをしたいから日焼けしにくい対策をする!そんな人が増えれば嬉しいです。 日焼けの原因・改善対策や日焼けを気にしない皆様への日焼けの悪影響をお話致します!海遊びをする方には身近なお話になると思います。参考にしてみてください♪

1.日焼けとは

そもそも日焼けとは「紫外線」による「火傷」のことです。紫外線によって日焼けをしている事は多くの方が知っているかと思います。日焼けを医学的用語に変えると「日光皮膚炎」と言う太陽光による火傷のことをいいます。紫外線によって皮膚が刺激を受けて起こるもので肌にとってストレスの大きな原因となります。

日焼けにも種類がある?

■サンバーン → 赤く炎症を起こしている状態の事 ■サンタン → 肌が黒、あるいは褐色に色素沈着して落ち着いた状態 上記の2種類があります。元々の肌の質や体質にもよりますがそれぞれどんな症状なんでしょうか。詳しく見ていきましょう!
「サンバーン」は一般的に日光を浴びた4~5時間後からすぐに皮膚が赤くなり始めて1日経つと皮膚はヒリヒリと刺激が強まりひどい場合は浮腫(水ぶくれ)が起こります。サンバーンの主役ともいわれるUV-Bは皮膚細胞のDNAに吸収され傷を作ります。ですが、細胞には傷つけられてもその傷を取り除く仕組みが備わっているのです。取り除く為の修復反応がきっかけとなったり直接的に細胞膜の障害が細胞内に伝わったりする事により炎症を起こす様々な遺伝子が発現し放出されるのです。UV-Bの日焼けでは約1週間後には死んだ皮膚が薄い膜上になって剥がれ落ち始めます。簡単にまとめるとUV-Bの日焼けは皮膚の火傷なのです。皮膚細胞のDNAが傷つく事による【皮膚ガン】にも大きな影響を与えます。 「サンタン」は褐色(肌が黒くなる)になりますが痛みはほとんどありません。UV-Aはメラニン色素を作る色素細胞(メラノサイト)を刺激し、メラニンが生成され、色素沈着が起こります。サンバーンによって作られた化学物質がメラノサイトという色素細胞に到達しメラニンという褐色の色素を作るのです。これが増加することによって皮膚が褐色・小麦色になります。※良くサーファーが好む小麦色はこのようなタイプの日焼けですね。紫外線を浴びてメラニン色素が大量に生成された状態なので、メラニン色素で表皮細胞が覆われ、皮膚の細胞のDNAが守られるという効果があります。ただ、肌の新陳代謝がスムーズにいかないと、シミとして残ることもあります。

肌に悪影響があるのは紫外線なのです!

2.紫外線の種類

次は日焼けの説明の中に出てきたUV-BやUV-Aなどの紫外線の種類のお話しです。そもそも太陽から地球に届く光は「赤外線・紫外線・可視光線(目に見える光)」に分けられています。可視光線には波長の短い順に【紫、藍、青、緑、黄、橙、赤】とあります。紫よりも波長の短い紫外線は目に見えることはありません。
太陽光の種類。数字は波長で単位はnm:ナノメートル(気象庁ホームページより)
紫外線(UV)には3種類の(上図参照)波長の長さがあります。波長の短い順に「UV-C→UV-B→UV-A」と呼ばれます。種類によってもダメージは異なり日焼け止め選びの参考にもなります。UV-Cに関しては、大気圏などにすべて吸収され地表に届くことは無いので人体に影響を及ぼすことはありません。

UV-B ほとんどは大気圏で吸収されますが一部は地表に到達し人体に悪影響を及ぼします。皮膚細胞を傷つけたり主に皮膚や目の表面に作用し、シミや炎症の原因となります。皮膚ガンもこのUV-Bが関係しています。日焼け止めの効果はSPFで表示されている物がいいとされます!

UV-A 紫外線の中でも波長の長い光の為皮膚の奥深くまで到達し皮膚にあるコラーゲンなどを破壊します。その影響から皮膚のたるみやしわができやすいのです。一部は目の中にある水晶体や網膜まで到達してしまう事から白内障の原因ともされます。日焼け止めの効果はPAで表示されている物がいいとされています!

3.紫外線の長所と短所

紫外線にもしっかり長所はあるのです。殺菌消毒やビタミンDの合成、血行や新陳代謝の促進、皮膚抵抗力のアップにつながります。選択物やお布団を干した時に気持ちいのはこの効果が大きいです。昔から言われるのは「日光浴」が健康法とされています!(近年では日光浴は短時間のみで行う事が勧められています) 逆に短所は一定時間浴び続けることで、体への悪影響や負担がとても大きい化学線という事です。特に、皮膚、目、免疫系統、この3つへの影響が大きいと言われています。

4.海辺での日焼け・紫外線が倍増する訳は?

日常生活で歩いたりしている時よりも海辺の方が日焼けしやすい理由は何なんでしょうか。海や山には「照り返し」があります。砂浜や水面の照り返しによって紫外線量は30%も増加するのです。日焼けをしたくない人が海辺を嫌がるのもそれが理由になるのでしょう。またスノーボードなど真っ白な新雪では80~90%も紫外線が反射するといわれています。空から降り注ぐ紫外線だけでなく、照り返しで反射した紫外線もプラスで浴びることになります。 海辺は特に直射日光を遮るものがないので街中を歩くよりも多くの紫外線を浴びることになります。それだけではなく、紫外線の多い時間帯に海に入る事が多いですよね?薄着や水着の状態で日光を浴びるため通常の生活に比べて日光を浴びる量が多くなります。

5.紫外線が多く特に日焼けしいやすい時期・時間帯・場所とは

■時期(季節) 夏場に差し掛かる5月から秋口の9月までは日焼けしやすい時期とされています。特に5月~7月は紫外線が一番多いと言われる季節です。6月は梅雨の時期に入り雨が降る事も多いですが曇りの方が紫外線が強いという事を聞いたことはありませんか?紫外線が約50~80%降り注ぐといわれる時期です。梅雨の時期の雨の日も晴れた日の3割程度の紫外線量はあります。7月~9月は紫外線量というよりも日照時間が長いことから日焼けしやすいと言われています。 ■時間帯 1日の中で1番紫外線が強いのは午前10時から午後3時と言われています。この時間帯に1日の紫外線量の50%が降り注いでいます。ですが、皆さんが無意識のうちにこの時間帯以外での日焼けをしやすくしてしまっている事があります!例えば朝日などで日焼けはしないの?といった疑問が生まれることがありますが答えは「NO」です。もちろん日焼けはします。紫外線量は確かに少ないですが、全く日焼けしないという訳ではありません。
【朝シャン】 朝シャンは地肌の脂が取れてさっぱりしますが、その脂は天然の日焼け止めの効果を持っているのです。シャンプー後5・6時間経たないと脂は出てきません。 【通勤・マラソン・車の運転】 日焼け止めを塗って注意をしていても朝夕の時間に日光に浴びると日焼けはどうしてもしてしまいます。日光浴が大事とされていますがその時間はおおよそ1日15分当たるだけでも効果があるとされています。意識的に日光浴しなくても健康的な日常生活をしていたら問題なく日光浴は出来ます!

6.日焼けしやすい場所やシーンはどのタイミング?

日焼けのしやすい場所には様々な所がある。標高の高い山や直射日光の当たる場所、車を運転している時に差し込む光などなど光の反射が起こりやすい【スキー場・海・プール・道路】は特にケアが必要になります。

7.日焼けをする体の部分

実際に日焼けをする部分はどこなのでしょうか?イメージでは【顔周り・肩】等が多いのではないでしょうか。その日着ている服装や場所によっても日焼けの部位は変わってきますが日焼けをしやすい部分は思っているより多いのです。簡単にまとめてしまうと【露出をしている全ての部分】でまとめられてしまうのですが人間が生活をしている上で焼けやすい部分を紹介いたします。もちろん太陽の下で何時間も過ごしていれば全身焼けてしまいますが日焼けをしやすい部分は「皮脂」が出やすい部分とも言われています。 皮脂が出やすい部分
  • 顔周り
  • 首元・胸元・うなじ
  • 背中
  • 髪の毛
その他でも日焼けしやすい部分
  • 足の甲
  • 手の甲
  • 前太もも
上記上げた中でも特に気を付けていないと焼けてしまう部分は、足の甲や唇、髪の毛等が良く上げられます。日焼けを日頃からしないように対策をされている方は顔周り首元は重点的にケアをすると思います。以外を意識をしていない部分もケアをしてあげましょう! 足の甲は夏場にパンプスを履いたりビーサンを履いたり足を出しての移動の時、特に日焼けをしやすくなってしまいます。サンダルの跡がつくのは誰しも嫌な事だと思います。サンダルで出歩きたい時はしっかりと日焼け止めを塗ったりスプレータイプの物を使用するのがおすすめです。 そして日焼けすると痛くて支障の出やすい唇!実は唇も知らぬ間に日焼けをしています。特に紫外線の影響を受けやすいのは下唇と言われています。夏場になると医療用リップクリームが欠かせない!常備をしておくことをおすすめします。唇の日焼けはこれを書いている私も経験をしたことがありますがずっとヒリヒリに耐え口を大きく開けると切れてしまうような症状が出ます。ひどい人では水ぶくれのような出来物からばい菌が入りヘルペスが出来てしまう人もいるとか…。SPF入りのリップもありますから常備しておきましょう。 最後に女性は特に大事にしたい髪の毛。髪の毛も日焼けによるダメージを受けやすい部分なので注意が必要です。カラーリングやパーマをしている人は特に紫外線の影響がかかりやすいです。髪が紫外線を浴びると、乾燥してパサついたり切れ毛や抜け毛などのダメージにつながったりとさまざまな悪影響が起こります。スプレータイプの髪用日焼け止めを使用したり帽子を被ったり日傘で対応をする事をお勧めします!

8.日焼けの対策をしよう!

入念な日焼け対策を!どんな対策をしよう
  1. 日焼け止め
  2. サングラス・帽子
  3. UVカットレンズ使用のダイビングマスク
  4. ラッシュガード
1.日焼け止め 日焼け止めをダイビング時に塗る方はいくつかの注意点が必要です。ウエットスーツで隠れている部分も塗る事が重要です。休憩中にスーツを脱いで行動する時間が多いため知らない内に日焼けをしている事も多いと言われます。日焼け止めはこまめに塗る事が日焼けを防ぐコツです。日焼け止めの中には水の中に入ると効果が弱まる物もあります。できるだけウォータープルーフTypeの日焼け止めをするようにしましょう!
日焼け止めを使用知る時の注意点 マスクが曇りやすくなります。日焼け止めの中に入っている油分がマスクの曇りを発生させます。また夏場は汗によって目が染みる事があるので塗り過ぎは注意が必要です。日焼け止めの成分には珊瑚の白化を促進させたり、珊瑚以外の海洋生物にも影響を与えてしまいます。できるだけ珊瑚にやさしい日焼け止めを使用するようにしましょう。
2.サングラス・帽子 潜る場所まで少し距離のあるダイビングポイントの時は移動中等頭皮を守る帽子や目を守るサングラスを使用するようにしましょう。 3.UVカットレンズ使用のダイビングマスク 紫外線カットの加工がされているUVカットレンズを使用しましょう!コンタクトをしている方や目の日焼けを避けたい方にはおススメの商品です。 4.ラッシュガード 日焼けは肌の露出部分が多いと、どうしても焼けてしまいます。 日焼けをできるだけ防ぎたい場合は、UV加工のしてあるラッシュガード・ラッシュパーカー・レギンス・トレンカなどを来て、ダイビングするのがおすすめです。肌の露出を控えることで日焼けを防ぎ、腕や足も着用することで滑りやすくなり、ウエットスーツなどの着脱もスムーズになります。ウエットスーツを休憩中に脱いだ時でも、紫外線を防ぐことが出来るのでおすすめです。

9.日焼け後のスキンケア

何よりも大事な事が日焼けをした後のケア!ケアをしないと火傷を放置しているのと同じ事です。皆さん!日焼けは火傷と同じですからね。熱を持ってしまえば酷い人は日焼けによって熱を出したり体調を崩す方もいます。まずは焼けてしまった所を冷却して熱を取りましょう。冷やしたタオルやアイスバック等でももちろん効果はありますが「アロエ」の成分配合された冷却ジェルがおすすめです。 記事を書いている私自身、日焼けをした後のアロエジェルは欠かせません。現地に持って行き着替えた後保湿と共にすぐに塗っています。
お勧めのアロエジェル!  ¥968 ドン・キホーテや薬局・ロフトなどにて販売しています。 自宅でも使用できる大き目のケースタイプと携帯用のチューブタイプがあるので用途に合わせて選んでみて下さい!
上記アロエでの冷却に加え保湿も大事です!冷却した後は、今度は保湿が必須。日焼けした肌は、水分がなくなっている状態なので、そのままにしておくと乾燥して、皮が剝けてしまうなどの症状が現れます。肌をきれいに保つためには保湿を心がけてください。さらに効果が高いのが、保湿クリームで肌に蓋をすることです。最後にしっとりしたクリームを塗ってあげると肌には効果的なのです!

まとめ

ダイビングをする上で紫外線との関わり方を考えて出歩かないと日焼けをしてしまいますが、それが理由でダイビングをしたくない!そんなのは勿体ないんです。上手く日焼けと付き合って対策とケアをすれば海も存分に楽しめるはず。夏場は特に太陽光が強くなるからこそ海もキラキラしていて綺麗なのです。夏の海はマイナスな事だけではなく美しい景色や水中が待っています!

なる前にまずは日焼け防止のためのグッツをゲットしましょう! これで皆さんも夏場もがつがつ潜れるダイバーになれるはず ♪

日焼けをしない方法とケアをし海で存分に楽しめるダイバーになりましょう!


 

関連コラム