器材について

ダイビング便利アイテム! 指示棒とは!?


スキューバダイビングは様々な器材を使って海の世界を楽しみますが、その中には「持っていなくてもダイビングはできる!だけどよりダイビングを快適にしてくれる便利アイテム」というのがあります!今回紹介致します「指示棒」その器材の1つでございます♪一見ガイドのみが使用する器材と思われがちの器材ですが、そんなことございません!!ファンダイバーの方も是非使用して頂けるとより快適にダイビングを楽しむことが出来ますしいざという時に役立つレスキュー器材にもなります。そんな指示棒の快適な使用方法、種類などをご紹介いたします!

指示棒とは?

スキューバダイビング器材の1つでステンレス製の25~30㎝の棒として販売されている器材です。ただの棒というわけではなく、BCD等に取り付けられるようにカラビナがついていたり、棒の部分にメモリがついていたり、棒の根元にベルがついていたりと実はいろんなタイプの指示棒が販売されております。

基本的なタイプは棒+カラビナもしくはキーリングがついておりBCDなどに固定できるようになってます!指示棒としては一番リーズナブルに手に入るタイプですが基本的に用途には問題なく使用できます!

棒の部分にメモリがついており、見つけた生物の実際の大きさなどを観察することもできますし、中にはカメラのピントが合う位置を図ったりする人もいるそうです!
更にこちらの指示棒は根元にダイビングベルがついております!振ればダイビングベルとしても活用することが出来ますのでいざという時にバディや一緒に潜っているメンバーを呼ぶこともできます!指示棒として使用するときは握りやすいですね♪

指示棒もだんだんとおしゃれになってきます♪根元に可愛い海の生物がついているタイプもございます。指示棒はみんな持っているものが同じになることも多いのでこんな感じで自分の目印としてほかの人とはまた違う物も持つのもありですね♪

更にこんな指示棒もあります!伸縮性機能付きの指示棒です。こちらは約23㎝~118㎝迄伸びることが出来ます。学校の先生とか持ってそうですね。先っぽも指の形をしているので何を指してるかもわかりやすい!118㎝も伸びるので遠くから生物を紹介できる優れもの!!

こちらはステンレス製の指示棒ではなくアルミ製の指示棒!軽量で様々なカラーをご用意しております。軽量なのはいいのですがステンレス製に比べると強度が気になるところですね。っと指示棒というだけで実はこんなに種類がございます!!

指示棒を持つことメリット

いろんな種類がある指示棒ですが実際にダイビング中にどんな風に役立つのか!?ここからは指示棒を持つメリットについてご紹介いたします!まだお持ちでない人はこちら見て是非興味を沸かせてみてください!すでにお持ちの方はちゃんと快適な使用方法が出来ているのか、こんな使い方があるのか!?など是非参考してみてください!!

水中で生物の紹介がしやすくなります♪

ダイビング中に自分が見つけた水中生物を誰かに紹介する際に指などで指したりすることがあると思います。その紹介したい生物がとても小さかったりしたらどこを指してるかわかりません。。。ましてはその生物がちょっと狂暴だったりすると。。。驚いて逃げたり時には自己防衛で襲ってきたりすることもございます。そして、指で生物を紹介するにはそれなりに生物に近づく必要があるので紹介したい人たちへは自分の位置が邪魔になってしまい結果見えなくなってしまうことがあります。。。そんな時に指示棒で生物を指してあげることで若干離れた位置から生物を紹介することが出来ますし、棒の先に生物がいるということで相手に伝えやすくなることが多いです!

海藻などの上でぴょんぴょん動くダンゴウオや

極小のウミウシなどを紹介する際は指示棒はマストアイテム!!あと、指示棒を置いて目印にすることもできるのでいったんその生物から目を離した後、再度見つける時に容易になる子もあります♪

水中環境への影響を減らすことが出来ます!!


水中で生物を探したり写真を撮ったりする際に自分の身体を安定させる必要が生じることがあります。そんな時についつい着底したり岩壁をつかんだりと周囲の地形に体を接触することで体を安定させたりしておりませんか!?ダイビング中はなるべく周囲の地形には接触することが無いように潜ることが基本的にはオススメ!生物への影響や自分自身のケガや器材の故障を未然に防ぐこともできますし、砂や蓄積物が水中に舞ってしまい透視度への影響も出てくるからです。そんな時に便利なのが指示棒です!指示棒を使って岩や砂地に指すことで最小限の接触で自分の身体を固定することが出来ます!例えば、ガイドやインストラクターって水中でやたら動き回っていることってありませんか!?前を泳いでいたら急に反転して浮いていってしまったダイバーを助けに行ったりとか。。。こういう時に指示棒が大いに役立ちます水中で体を反転する際に指示棒を軸にして反転しているからです。水中では指示棒1つで体を自由自在にバランスを取ったりすることが出来ます。むしろ生物を紹介するよりこういった使い方が多いかもしれませんね♪

サンゴの群生地でのダイビング、むやみにちゃくてなんてできません!!そんな時に指示棒1つあればサンゴが無いところに指すことで体を固定することが出来ます。ゆっくりと写真を撮ったり、ちょっとした休憩にも使えますね♪この時にサンゴに指してはダメですよ!

砂地も指示棒があるととても便利!!海の中は時には流れが生じます。岩とかあれば岩をつかんで流されないように耐えたりロッククライミングのようにして移動もすることが出来ます。ですが何もないただの砂地だった場合は。。。こんな時に指示棒を砂地に刺します!!(刺す場所は一度ご確認の上刺してください)刺した指示棒は登山でいうピッケルの役割となり流れから体を支えることが出来ます。海の中は何があるかわかりません!いざという時の装備品として大事です。
更に砂地では、砂地でよくある例としましては、着底後のフィンキックで砂を巻き上げる。というトラブルです。自分的には体を浮かせた状態でキックしていると思いきやフィンが水底についてしまい結果砂を巻き上げる。。。透視度が悪くなるという状態になります。こんな時も指示棒を軸にして完全に着底しない、体を浮かす際も軸にすることで砂を巻き上げる機会をかなり減らすことが出来ます!

洞窟などの狭いところを潜るときも周囲に壁等にぶつかりやすくなります。こういう時も指示棒などで壁などを刺して体が接触しないように移動することが出来ます。さらにフィンキックを知ると周囲にあたるくらい狭い洞窟などでは指示棒を使って移動を行うこともできます。そうすれば洞窟という限られた環境下でも視界を悪くしないで移動を行うことが出来ます。


ドロップオフなどのエリアではそれこそ岩に刺して体を固定しながら写真となども撮ることが出来ます。中性浮力が不安定なダイバーだとこういう状況だと常にフィンキックして体を浮かしたりすることもあります。そうすると体力、エアーの消費となりますし息が荒くなることでさらなるトラブルが生じることもあります。そんな時は無理せず岩場に体を固定してほしいのですが、岩場も様々な生物などもいますので不用意につかんだりすることはよろしくないです。なので指示棒の登場です!

水中で誰かを呼ぶためのアイテムになります!!

先ほど紹介しました指示棒の中でダイビングベルと一体型のタイプもあり水中でダイビングベルとして周囲のダイバーを呼ぶことが出来ます。ではダイビングベルがない指示棒は?大丈夫ちゃんと周囲に音で呼ぶことが出来ます!多くのダイバーが活用している方法ですが、指示棒でシリンダーをたたいて音を鳴らす方法です。これが結構ちゃんと鳴ります。ベルが無くてもこれでOK!ちなみにこの方法を行う際にスチールシリンダーの場合はシリンダーの下部ブーツがついておりここをたたくと鳴りが宜しくないです。金属部をたたくように場所に注意!その点アルミシリンダーはブーツが無いタイプが支流なのでどこをたたいてもOKです!

指示棒と一緒にあると便利なアイテム!!

指示棒の素晴らしい多様性についてはご理解いただけたでしょうか?そんな指示棒ですが使う時に手で持ってるだけだと水中で落としたりしてなくす原因になります。ダイビング中は何買った時に手を使えるようにすることが大事!なのでずっと何かを持っているということはあまりよろしくないです。これは指示棒も一緒です。なのでこういったアイテムを一緒に付けておくことでなくすリスクを減らすことが出来ます。指示棒持つ際一緒にご用意ください!

水中カメラとかでも使用しているスナッピーコイル!使用時はバックルを外して使用します。万が一手を放してもコイル部分があるのでなくす心配がないですね♪ちょっと大きくてかさばるのが難点ですが利便性は高いです!

こちらはリトラクターという器材です。ワイヤーが伸び縮みすることで使う時は手元に使用しないときは胸元に自動的に戻ります!まさに指示棒の為の器材!頼れる相棒でございます。使用後はワイヤー部分も流水で洗ってあげてください!あまり手入れを切れることもありますのでご注意ください。

まとめ

っということで如何でしたでしょうか?「持っていなくてもダイビングはできる!だけどよりダイビングを快適にしてくれる便利アイテム」指示棒のご紹介でした!指示棒は水中で生物の紹介だけでなく、体の軸として方向転換や、身体を固定などダイビング中に周囲の環境を悪化しないようにするためにはとても大事なアイテムとなります。そして水中で周囲のダイバーを呼ぶためにも使えるアイテムとなります。ガイドやインストラクターの器材ではなく多くのダイバーが当たり前にように使ってもらえたらと思います。より便利なアイテムをもってより快適なダイビングを!!なお、指示棒を使用する際ですがくれぐれもぶらぶらさせないようにしてくださいね。本末転倒です!スナッピーコイルや指示棒でしっかりとまとめましょう!!

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