ウェットスーツって海を楽しむ為の【必須】装備なのです。

海へ遊びに行かれる皆さんへ。

海で安全に潜るためには?

海の知識だったり、マスク、スノーケルなどの使用方法やスキルだったり。

大事なことって沢山ありますが、今回は海に潜りに行く装備の1つ【ウェットスーツ】のお話です♪

1、ウェットスーツってなぜ必要?なぜ着るの?

2、なぜウェットスーツを着ると水に浮くの?

3、海でケガをしないように自分の身体を守りましょう!

4、スーツ選びで重要なのは、デザインよりも生地選び!

5、当店でウェットスーツを作るメリット

6、2021年SALEの内容はこちら!

7、まとめ


ウェットスーツってなぜ必要? なぜ着るの?

ウェットスーツを着用することには大きく3つの利点があります!

①水中活動時の身体を冷えから守る ⇒ 【保温】

②水陸共に体を怪我や日焼けから守ってくれる ⇒ 【保護】

③スーツの浮力でいざという時に体を浮かすことが出来て安全 ⇒ 【浮力】

この3つが揃っている、海に行くためには必須な装備なのです!

海をはじめとする水の世界は、陸上環境とはとても異なります。なので裸で水中に入れば危険がいっぱい。

行く海に、遊び方に合わせたスーツをしっかり着用できれば安全かつ、自分のスキルアップにも繋がるのです(/・ω・)/

 

ウェットスーツを着るとなんで温かいの?

まず、ご自身のウエットスーツを仕立てる際は是非「フルオーダー」がお勧めです。

それは保温と活動時の快適さにとても影響が出るからです。

ウェットスーツはその名の通り、地肌とスーツの間に水が入ってくるスーツ。

濡れるのになぜ温かいのでしょう?

それは、肌とスーツの間に入った水が身体を覆う薄い「膜」となりその「膜」が体温で温められ、体温とほぼ同じ水温に変わります。

その温かい水がスーツ内に閉じ込められ、水が逃げずに常に身体を保温してくれるのです!

例えば、これがご自身のサイズに合っていないブカブカのスーツだと、体温で温めた水と水中の冷たい水が何度も入れ替わり、体は保温され続けることが出来ません。。。

逆にキツキツのスーツでは身体を圧迫して血液の流れが阻害されるため、スキューバなら減圧症の原因に、呼吸のしずらさや波酔い船酔い、その他脳卒中や心筋梗塞など血管系のトラブルも招きやすいと言われております!

また、スーツによって保温力や動きやすさが変わってくるため、シーズンに合せたスーツをセレクトすることも重要。

陸上で春夏秋冬で衣替えをするような感覚になります♪

こちらの水温チェックシートを見てみましょう☆

伊豆水温 適温スーツ表

海水温は私たちの体温以上に温まることはありません。

なので長ーく海中でお楽しみ頂くためには【保温】機能が絶対不可欠。

特に伊豆だと真夏以外は基本的に冷たい!

そのため、保温力の高いスーツを1枚持っておくことがとっても重要になります!

水中で暑い!という事は基本無いので、保温力の高いスーツが1着あれば1年中遊べます。

ただ、薄めのスーツも真夏やリゾートなどでは大活躍ですので、1年中快適に楽しむなら最低2着はあった方が良いですね\(^o^)/

※当店では、3mmのスーツはあまりオススメしておりません(>ω<)

なぜウェットスーツを着ると水に浮くの?

ラッシュガードとウェットスーツの違い。

それは!発泡ゴム(正式名称:ネオプレーンゴム)が入っているかどうか!

ウェットスーツってゴムで伸びるイメージがありますが、その通りゴムが生地の間に入っております。

実はこのゴムに一手間かけているのです…!

ゴムの中に泡を沢山混ぜて固めることで空気を閉じ込めたスーツの一丁出来上がり!

ゴムの断面図を見てみましょう!

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ほらよーく見て下さい~黒い部分が発泡ゴム。つぶつぶがいっぱ~い!こーんなにたくさん空気の粒が入っていればそりゃ浮きますよね!

つまり皆さんは空気を着ることによって浮いているのです。

しかも空気は断熱材の役割もしておりますので、厚い生地になるほど空気層が増え、保温力もアップするんですね\(^o^)/

身体が浮くということは【立ち泳ぎをしなくてもいい】ということです。

そう!頑張って泳がなくていいんです!

海で体力消耗も防ぎ、しっかり水面に受けることで水面を快適に過ごせたり、素潜りだとしっかり足が上がるジャックナイフが出来上がり♪

ちなみに、水深が深くなるとこの気泡は水圧により潰れてくるため、水深5m以上にもなると保温力も浮力も少しずつ失われていきます。

深いところへ行くと寒くなるのはこういった理由もあるんです( *´艸`)

勿論水深が浅くなるにつれて潰れていた気泡が元に戻ります!

なので浮上時は頑張ってキックしなくても浮くことができるのですね♪

※サーフィン用のスーツは水圧には対応できてないので気泡が潰れっぱなしになりますので潜る度にどんどん劣化していきます。これが違いですね♪

海でケガをしないように自分の身体を守りましょう!

水中ではまず身体がフヤけることが怪我の原因に。

フヤけていると、岩をちょっと掴んだり、足をコスったりするだけでザックリと肌に傷が…!

これが海だと、手や足をつくことは日常茶飯事なので、肌を出すこと自体が怪我の原因に!

他にも、目に見えなくても肌を刺したりする微生物が多くいるのが海。実際裸で海に入るとチクチクしますよ…。

分かりやすいものだとクラゲなども危険な生物なため、肌を隠す事がとっても重要!

日焼け防止にもなるので、基本的にオススメは長袖長ズボンタイプ!

日焼け止めの使用も最低限となり、環境にも優しくなれます^^

ウェットスーツってすごいでしょう!?

海で安全に、快適に遊ぶためには必要不可欠の装備なのです。

たくさーん種類がありますので、

自分のスタイルにあったスーツをセレクトできるように更に知識を増やしましょう!


スーツ選びで重要なのは、デザインよりも生地選び!

ウェットスーツは先程紹介したネオプレーンゴムの両面に、様々な生地を貼ることであらゆるメリットを生み出します。

デザイン重視ではなく、機能を重視。

自分がどんなスーツにしたいかの参考にしましょう!

ネオプレーンを真ん中に、両面に違う生地を貼り付けることにより強度を上げ、動きやすさ、保温力などをよりアップ!

ウェットスーツの完成です!

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このように3層になっております↑↑↑

 

生地① スキン(ゴム)

スキンとはそのままのゴム生地のこと!

ゴムといえば体に張り付いて水密性が高い!水を吸収しないのですぐ乾く!

この2つの特性から以下のメリット&デメリットが!

●メリット

内側にスキン → 水の出入りが少なく暖かい、冬でも使いやすい!

外側をスキン → 陸上で水はけが良く、ダイビング後も全く寒くならない!船の上などで便利!

水抵抗が少なく、フリーダイバー&スキンダイバーさんにお勧めです♪

●デメリット

破れやすい。。。

着づらい。。。

そう、初心者にはオススメしません…

特に両面スキン生地だと着脱方法を間違えるとすぐに破れてしまいます…

内側スキンはスーツ下のインナー作成時にお勧め★

外側スキンは水抵抗が少ないのでフリーダイバー&スキンダイバーにお勧め★

両表スキンは熟練のフリーダイバーさんにお勧め★

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こちらがスキンの表面↑↑

基本的にはツルッツルのイメージですが、滑りずらく強度を上げるために多少凹凸があるのです

 

生地② ジャージ(布)

ジャージは、ウェットスーツの中でも1番利用されている生地。

このジャージのお陰でカラフルでかっこいい、可愛いスーツが作れるからです。

最近では迷彩やドットなど、柄が入った生地も沢山あるため選んでて1番楽しい!

●メリット

カラフルなスーツが作れる!

スキンより抜群に着やすい!

●デメリット

肌が弱い人は擦れてしまう。

水を吸うため陸上では寒く、スーツが重たくなる

基本的にはノーマルの生地と思って下さい!

ただ、ジャージには種類があり、伸びやすいジャージなども用意されているので、良く動くスキンダイバーなら伸びるジャージをセレクトしましょう。

ちなみに、当店のレンタルスーツは全て両面ジャージでございます。

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こちらがジャージの表面↑↑

洋服と一緒で、糸で縫い合わせているのがわかりますね!

 

生地③ 起毛ジャージ

起毛ジャージとは、ジャージの上にフサフサの毛をつけることにより、中に入ってきた水を吸収し、逃げるのをより防いでくれる素晴らしい生地!

つまり、より温かい水と体が触れ合っていられるのです☆

しかも、ジャージよりも脱ぎ着しやすく、擦れも少ないため、脱ぎ着にストレスがある方や肌が弱い方にはオススメ!

●メリット

保温力アップ!

撥水加工で乾きやすい!

着脱しやすい!

擦れない!

●デメリット

水を沢山含むのでスーツが重くなる

臭いなどがつきやすいかも?

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こちらが起毛生地↑↑

ゴムの上に張られているオレンジ部分が起毛です。毛羽立っているのがよくわかると思います!

お布団(ゴム)に毛布(起毛)を追加するイメージですね!

そろそろ自分のウェットスーツが欲しくなってきたはず…!

記念すべき一着目、季節に合わせた2着目をお迷いの方は、こちらをご参考ください♪

>1着目のスーツ。何を持とう?ウェットスーツ徹底比較!


当店でウェットスーツを作るメリット

 スクーバ、スキンダイビングに精通したスタッフがスーツ選びをサポート!

オーダーともなると、決めることが多すぎて大体の方は1人で決められません・・・

当店でなら、お客様の好みや用途に合わせたスーツをオススメいたします!

時間も沢山お付き合いしますので、どうぞ遠慮なくご相談下さい。

 採寸方法が当店オリジナル!

ウェットスーツは採寸数値のまま出来上がるため、もちろん間違えないように採寸をするのが当たりまえ。

そんな当たり前プラス、当店では正しい姿勢になるように採寸を致します!

姿勢を意識して採寸いたしますので、今まで上がりづらかった手が上がるようになったり、泳ぐフォームがキレイになったり、スーツを着るだけでレベルアップできるスーツ作りを目指しています!

もちろん、採寸前に正しい姿勢に治すストレッチを受けることも可能ですので、ご希望の方は事前にお問い合わせ下さい。

さぁこれで紹介は全部しました!

セール内容をご覧いただき、Myスーツをゲットしましょう!


最後は、みなさんに知っておいて欲しいウェットスーツ着用のお願い。

泳げるから大丈夫!夏だから大丈夫!

は、危険サイン!

夏になると、当店にこんなお問合せが多くなってきます。

「自分は泳げるのでウェットスーツは使いたくない」

「もう夏だし水も温かいので水着で泳ぎたい」

特に、スキンダイバーの方、ドルフィンスイムのお申込み時に多いご質問となっております。

当店のツアーでは基本的にスーツ無しで海へお連れすることは致しません。

どんなに泳げる、どんなに温かい海でも、万が一トラブルが起きた時にライフジャケットの代わりとして必要になるのがウェットスーツだからです。

足や手を怪我してしまったら?フィンを落としてしまったら?

いざというときのために着て頂きたいと思っております。

そして、水着で泳ぐとどんなに温かい海でも体温が低下し、スーツを着ていない人の倍疲れることになります。

疲れが溜まるとトラブルの元になります。

そして、何よりも皆さんがトラブルにあったとき、浮力の無い人を水面で救助するのは本当に大変、ウェットスーツを着ていてくれれば意識が無くても容易に救助することができます。

自分は大丈夫!ではなく、万が一の時に人に迷惑をかけないようにというのも大事なことです。

夏の海やリゾート地は、やはり解放感もあり気軽にマリンスポーツを楽しみたい人が多くなります。

気持ちはとてもわかりますが、海でスーツを着用しないというのは、登山するのに半そで、半ズボン、サンダルだけで行くようなものです。

今一度危険が伴うスポーツだということを認識していただきたいと思います。自然の中で遊ぶスポーツは、人間が整備しているわけではないので絶対に安全ということはありません。

そして、水着で泳ぐほうが泳ぎやすいのはもちろんですが、スーツを着て華麗に泳げる人はたくさんいます!ぜひそこを目指して欲しいです。

自信過剰にならず、万が一の事をしっかり考えてウェットスーツの着用をお願い致します。

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