スキューバダイビングでのフィンワークをより改善するコラム!今回は効率のよいフィンワークをご紹介いたします!ご紹介するフィンワークは基本となるフィンワーク、ビギナーから使われているキック方法「フラッターキック」そして、インストラクターが主に使用しているので上級のフィンワークを思われがちの「あおり足/フロッグキック」です!すでに知っているキック方法でもありますのでもう知ってるよ!という方も沢山いらっしゃると思いますが。。。改めて読んでみると新たな発見も!そして水中でもっと快適に泳いでみた方は是非ご覧ください!水中で泳ぐ方法はこちらです!!
フラッターキック
フラッターキックは「バタ足」のことを指します。水面・水中どちらの移動でも使用可能のキック方法です。足を上下にゆっくりと動かすことがポイント!足の甲で水を押さえるようなイメージで足を振り下ろし、振り上げるときはつま先に少し力を入れて振り上げる。こうすることで足先につけたフィンの推進力を最大限に生かせるようになる。水泳のバタ足とはまた違い、お腹に力を入れて腿からキックをスタートさせてみましょう!足全体をゆっくりと動かし鞭のように足がしなってくれば成功です!できるだけ膝を曲げないほうがフィンに力が注がれるので効率的です!ガイドやインストラクター、上級ダイバーさんでも早く泳ぎたい時などはフラッターキックを使用していきます!
フラッターキックのコツとは!?
次にフラッターキックのコツをご紹介でございます。基本的なキック方法ですが、泳ぎ方をしっかり覚えればビギナー~ベテランまで使うことが出来るキック方法です!1つ1つ快適に泳ぐ為の秘訣となります。
キックは膝ではなくお腹から蹴りましょう!!
フラッターキックは足だけを使ったキックではなくお腹の筋肉を使って蹴り始めて腿→膝→足首→フィン先と力をつなげてキックをしていきます。お腹に力が入っていればOK!あとは足を鞭のようにキックしてみましょう!足を振り下ろすことをダウンストロークと、振り上げることをアップストロークと呼びます。アップストロークは、フインの裏側の上に水を載せるようにして蹴り上げます。スピードのある泳ぎ方ほどアップストロークで大きな推進力が生み出されていきます。ダウンストロークは蹴り上げるアップストロークと組み合わせてフラッターキックが完成となります。ダウンストロークからアップストロークに移る瞬間、アップストロークからダウンストロークに移る瞬間に、それぞれ足首のスナップをしっかりと効かせるていきましょう。より推進力を得ることが出来ます!!
泳ぐときの姿勢!
まず泳ぐときの姿勢はうつぶせ、そして体を頭からつま先までしっかり伸ばした流線形となります。流線形にすることで泳ぐ際に体への抵抗が少なくなり快適なフラッターキックで泳げます。水面で泳ぐ際はフィンが水面に出ないようしましょう。フィンが水面から出てしまうと抵抗が出来てしまい大変蹴りづらいくなります。そして水面をバシャバシャ音を立てることになりますので大変騒がしいキックとなります。。。フィンを水面から出ないように!胸を張り、背筋を伸ばして、お尻を閉めるこうすることがでフィンが水面に出にくくなりキレイで効率がいいフィンキックを行うことが出来ます。水面でのフラッターキックは振り上げる力とよりも振り下ろす力を強くすると効率が良くなります!また、親指に力を入れるとなおよろしいです!水中でのフィンキックは流線形の状態で腿から足を上げて振り上げる足も振り下ろす足もしっかりと上げてキックしてあげましょう!どちらもしっかりと水深力になりますので水中で泳ぐ方が泳ぎやすいと感じやすいと思います!
泳いでるときの目線!
泳ぐときの目線についてはフィンキック改善コラムでも記載したように進行方向をしっかりと向きましょう。泳ぐときに下を向いて泳いでしまう方が多いです。下を向くと体の重心も徐々に下の方に。。。流線形がだんだんダメになってきます。進行方向にしっかりと目線を向けて泳ぎましょう!!
泳ぐときのウエイト位置!
ウエイトをつける際に全てをウエイトベルトに付けたりしておりませんか?上手にフィンキックをするときはウエイトをつける位置というのもしっかり考えるにもオススメです!重いウエイトを腰に付けるウエイトベルトのみで装着すると重心が腰に集中してしまいどんなに目線も姿勢もいい感じになっても腰が折れた状態になってしまいます。。。これは特に男性ダイバーでなりがちな状態です。ウエイトをたくさんつける方に関してはウエイトベルトだけではなく、ウエイトベストやBCD一体型のウエイトパックを使用して体前進でウエイトバランスを調整をしていきましょう!体全体でウエイトバランスを調整していみましょう!
フラッターキックの練習オススメコースご紹介!
フラッターキックはスキューバダイビングだけではなく、スキンやフリーダイビングでも使用します。フィンキックの基礎なるキックとなりますので当店のコースではスキンダイビングスクール初級コースでガッチリご案内してまいります!うつぶせのフラッターキックだけでなく、背面キック、横キックも併せてご案内してまいります。ガッチリフィンワークを練習したい方には大変オススメのコースです!!
あおり足/フロッグキック
あおり足は流線形の姿勢を維持しながら両足でキックすることが出来るフィンワークです。平泳ぎのようなキックでがに股気味で足を引き寄せて、次に左右のカカトをつける様に足を伸ばして、後ろへ押し出す様にキックします。両足がつけるタイミングで足首を返すことでより推進力を上げることが出来ます!このフィンワークは多くのガイドやインストラクター、経験豊富でカメラをよく使用するダイバーがよく使っています。それは、あおり足の方が楽に、安定した姿勢の状態でダイビングを楽しむ事ができるからです。フラッターキックは左右の足をアップダウンさせることで推進力を得ておりますが、この際にキックの影響で左右に体が動いたりして体のバランスが崩れやすいですが、あおり足は両足をほぼ水平移動させてキックを行いますので体のバランスが崩れにくく、サンゴなどを傷つけたり砂を巻き上げる事も軽減させてくれます。ゆっくりと泳ぎたいときや撮影をしながらのダイビングに適しているフィンキックと言えます。
あおり足のコツとは!?
次にあおり足のコツをご紹介でございます。あおり足についてはいきなりやろうとしても結構難しいです!まずは基本的なフラッターキックをしっかりと身に着けてから練習しましょう!あおり足は練習次第では前進もできますし後退もできるキックです。後退の仕方は通常に泳ぐときのフィンワークを逆に行えば後退することが出来ます!これに関してはかなりレベルが高いスキルなので引き続き練習してみてくださいね!!
足の使い方を間違えないように!
あおり足は平泳ぎの足と似ているようで違います!足を引き付けるときに足首のつかい方でひら足なのかあおり足なのかが変わっていきます。この足の使い方をは間違えると、足についてフィンに連動して効率が悪いキックになってしまいます。あおり足は足を上げた際に足首を伸ばして次のキックに備えられるようにしましょう!
中性浮力をしっかりと取れるように!!
あおり足は体に水平にキックを行うのでキックをすることで浮力の確保をすることが出来ません。中性浮力が安定してない状態でキックをするとだんだん沈んでいくことが多いです。フラッターキックはダウンストローク時に水底に方にも推進力を送ることが出来て体を浮かすことが出来ますがあおり足を行う際はまずはしっかりと浮力調整を確保できるようなってからチャレンジしてみましょう!
泳ぐときの姿勢
あおり足で泳ぐときの姿勢も変わらず流線形となります。上半身は少し状態を上げたりしてもフラッターキックよりもキックに対する抵抗は少なくけることが出来ます!そういう意味でも泳ぎながら写真を撮ることに適しているということでもあります。下半身は同じ位置を心がけていきましょう!足が下がりすぎ、上がりすぎはあおり足のキックとしては非常に蹴りづらい状態となります。
あおり足の練習オススメコースご紹介
あおり足の練習コースは辰巳ダイビングプールのスーパープールディで練習が可能です!!広いプールでのスキューバダイビングの練習ができるコースです。中性浮力などの練習などもできるのであおり足以外のスキル練習もまたオススメでございます!
まとめ
ということで今回は快適なフィンキックの方法フラッターキック・あおり足についてご紹介させていただきました。水中を快適に泳ぐ際はいろんなフィンワークを知っていると様々な場面で使用することが出来ます!フラッターキックは基本的なフィンワークとなりますが、流れが強いような海や急いで移動をしたいなど早く移動をする際には必要となります。早く移動ができるもののキックにより体が揺れやすくバランスが取りづらくなることもあります。また、水底ギリギリでキックを行うと砂を巻き上げてしまうことがあったり、のんびりと生物を探しながら泳ぐということにはあまりオススメできないキックとなります。そしてあおり足は両足で蹴ることで疲れにくく進むことが出来ます。進むスピードはフラッターキックに比べると遅いものがありますが、身体のバランスは安定しやすく、砂地やサンゴなどの水底への影響を考慮しなくてはいけない場所で大変重宝します。また、泳ぎながら写真を撮るときにフラッターキックよりも体が安定して撮ることが出来るフィンワークとなります。足首の使い方次第ではより快適に移動ができるようになったりもできます。知れば知るほど奥が深いフィンワーク!いろいろ練習してみてくださいね♪