「スキューバダイビングは泳げなくてもできますか!?」コースの説明会やお問い合わせ、友人や知り合いにダイビングを勧めた時などでよく聞くフレーズですが、水中を楽しむスキューバダイビングは泳げないとダイビングはできないのか!?結論から言いますと原因次第ではありますが泳げなくてもダイビングにチャレンジすることはできます!。今回は泳げないということと、ダイビング対しても対策などをご案内いたします。是非泳げないからダイビングが出来ないとお考えの方へ是非伝えてあげてください!そして今年はスキューバダイビングにチャレンジ!!してみましょう。
泳げないとは
そもそも泳げない人というのはどういう状態なのか、日本では泳げない人のことを「カナヅチ」と言いますよね。これは金槌を水に入れると即座に沈み、浮かび上がらないことからきております。ちなみにプールでは泳げるが、川や海など波や流れのある自然の中でだけ泳げない人を半金槌というそうです!成人男女の内、泳げる人は約80%、泳げない人は約20%と約5人に1人が泳げないという統計が出てます。泳げないという人の特徴につきましては主に下記があげられます。
水が怖い
小さい頃に溺れかけてのトラウマなどで水への恐怖心が強く泳げない。。。泳げないだけなく水に顔を付けられないということもあります。この理由となりますとまずは水に慣れることから練習していきましょう。水に顔をつけることに慣れる、水の中で目を開けることが出来るようになるように練習が必要です。泳ぎはともかく水への恐怖心があると正直ダイビングができるかは難しいかもしれません。。。スキューバダイビング中はマスクをつけて潜っておりますので常に顔に水が(目・鼻・口周り)ついてるわけではありませんが、マスクの中に水が入ってしまった際にパニックになってしまう可能性がありますのでまずは水への恐怖心を取り除いてあげましょう!
泳いでも進まない
バタ足をしても進まない、そもそもバタ足はどうやるの?泳ぐときのフォームが良くわからないなど泳ぎ方自体が良くわからないというのも泳げない原因となります。泳ぐときの姿勢、バタ足の仕方など練習はもちろん必要となります。いきなり泳げというのも難しいですよね。しっかりバタ足の方法や泳ぐときの正しい姿勢などの練習も大事です。
息継ぎがうまくできない
泳げない人の中でご意見が多い1つが泳ぎながら息継ぎができないです。息継ぎのタイミングや方法、息づぎをしていないときの対応などがうまくいかないから泳ぐことが出来ないという恐怖心やマイナスな気持ちになり結果的に自分は泳げないという状態をつくってしまいます。
体が浮かない
こちらもご意見が多い1つです。泳いでる際に体が沈んでしまう。最もわかりやすい原因としては力みすぎがあります。力みすぎることにより体が硬直し沈んでしまう。また体が筋肉質か脂肪質かによっても浮きやすさや沈みやすさも変わってきます。ちなみに人間の体は息を吸った状態で水に入ると体の98%は沈み、2%は水の上に出ます。この状態を利用してトラブル時には背浮きという浮き方を行って緊急時に対応していきます。
泳げないに対してのスキューバダイビング!
泳げない人の特徴について書いてたところでその特徴に対してスキューバダイビングは実際どう関係してくるの!?というところをお伝えしたいと思います!スキューバダイビングは泳げない人の特徴に対していい感じにフォローができております!!そして、泳げないからスキューバダイビングはできないというわけではございません!!
息づぎは器材達にお任せ!
泳げない特徴の1つ息継ぎができない。。。ご安心ください!スキューバダイビングでは息継ぎは基本必要ございません!なぜなら呼吸が常にできるからです!!水面ではスノーケル、水中ではレギュレーターを使用して呼吸を確保致します。使い方は講習中にしっかりとレクチャーしまして、万が一にトラブル対応についての練習も行います。はじめは慣れないかもしれませんがほかの講習も行っていく最中でごく当たり前のように使用できるようになります。スキューバダイビングでは息継ぎは必要ございません!水面での呼吸ができるようになる器材、水中で呼吸ができるようになる器材の使い方を覚えていただければOK!!息継ぎもせずに水面、水中を泳げるというのもスキューバダイビングの醍醐味の1つです。
泳ぐときも器材にお任せ!!
バタ足での泳ぎ方がわからない。。。苦手。。。なので泳げないという方!スキューバダイビングではフィンを使用しての泳ぎとなります。足を動かすことでフィンに力が伝わり、簡単に推進力を得ることが出来ます。実際フィンを吐かずにダイビングをしたことがありますが、これがまたびっくり!頑張ってキックしてもほぼほぼ進みません。。。フィンの偉大さを感じました♪そしてフィンキックはただ進むだけではございません!移動中に止まりたい思ったら止まれますし、後退したいなぁと思ったら後退することもできます!スキューバダイビングでの推進力はフィンキックとなります。もちろんこちらも講習中より指導させていただきます!またフィンキックを知らない、やったことない、でもダイビングで自由に泳いでみたい!!という方には【スキンダイビングスクール初級コース】にチャレンジ!!スノーケルとフィンを使って水面を移動する「シュノーケリング」に関する講習を行っております。フィンの正しい使い方キックの仕方などを練習することが出来ますので上手でフィンキックを練習することが出来ます。
体を浮かすことに関しても器材にお任せ!!
スキューバダイビング中は保護スーツというものを着用して楽しみます。この保護スーツには「保温・保護・浮力」という三つの役割があり、浮力に関しては重りをつけないと沈まないくらいの浮力があります。また、保護スーツの方かにも空気を中に入れて膨らませて浮力を作るBCDという器材も使います。なので体が浮きづらいという方もご安心ください!ダイビングでは体を浮かすための器材がたくさんございます!でもダイビングはあくまで水中を楽しむ為のアクティビティ♪なので水中を潜れるように重りもしっかりと付けます!ちなみにその重りに関しても緊急時に外して浮力を確保できるように練習も行います。
泳げない人の方が安全にダイビングを楽しむことが出来る!?
こちらに関しては賛否が分かれる部分ではございますが、泳げない人の方が無茶をすることが少なく、また何かあった際にすぐにインストラクターにシグナルを送り助けを求めることが多いです。そして自分自身でも慣れない水という環境下において少しでも安全に過ごせるように少しでも早く慣れるようになるためにインストラクターの指示やアドバイス、ダイビングの注意事項をしっかりと聞き守ろうとしてくださる方が多いです。逆に泳げる人でよくあるのが泳げることでついつい夢中になったり無理をしてしまったりと危険だったりとあまりよくないこととはわかっているもののやってしまったということもあります。もちろんしっかりと注意事項やアドバイスを守って楽しんで頂けてる方も多いですが、泳げない人の方が慎重にそして控えめにダイビング楽しんでる方が多いイメージですね!安全に潜れるようになることは大変良いことですね!
また、スキルのアドバイスをした際にその内容を吸収しやすいのも実は泳げない人の方が吸収するスピードは速いです。泳げる人は自分で思っているイメージと現状が合致しないと大変になってしまうということがあるみたいですね。
泳げなくても楽しめるダイビングコース
体験ダイビング
体験ダイビングは常にインストラクターが手の届くところいてくれますし、泳ぎや浮力調整もインストラクターが対応してくれます。まずは泳がなくても大丈夫な状態で水中世界を楽しんでみましょう。呼吸の方法を練習し無事に楽しむことが出来たら泳げるように練習する意欲も出てくると思います。ダイビングに興味はあるけど泳げない。。。という方はとりあえず潜ってみましょう!
ライセンス取得コース
ライセンス取得コースはプールや浅い海での練習からスタートし足がつく場所から練習もできます。ダイビング器材の使い方を水中での呼吸方法やフィンキックの方法などを練習します。泳げなくてもスキューバダイビングのやり方を練習することで泳げなくてもスキューバダイビングができるようになりますよ♪
体験ダイビングとライセンス取得コースの違いについては下記のコラムをご覧ください!!
スキンダイビング初級コース
水面でのフィンキックやスノーケリング、呼吸や泳ぎに関して器材の使い方を覚えて別の形で海を泳いでみましょう♪慣れてくれば水中をスキンダイビングで楽しむこともできますし、スキューバダイビングのラインセンス取得もできるようになります!
まとめ
泳げないとスキューバダイビングができないのか!?ということについて書いてみました!スキューバダイビングは決して泳げないとできないマリンスポーツではございません。泳げない人の特徴が。。。
・水が怖い
・泳いでも進まない
・息継ぎができない
・体が浮かない
というのが問題点としてありました。これに関してスキューバダイビングでは。。。
・水面&水中ともに呼吸が可能!息継ぎが必要なし!
・バタ足ではなくフィンキックで泳ぎます!
・保護スーツとBCDで体に対して浮力を付けます!
と、泳げない人が問題となっていたところいろいろと解決するためのものを用意しております。さらに!泳げない人の方が慎重にそして安全にダイビングを挑みやすいということもありますので泳げないからダイビングはできなと思わず是非チャレンジ頂けたらと思います!そして一緒に水中世界を楽しみましょう!!