利島
椿咲き誇る花の島。

伊豆諸島の1つである利島は、砂地はなく、断崖絶壁に囲まれ、美しい自然に溢れています。本州にとても近く、また日帰りでも手軽に島時間を満喫できる島です。

利島ってどこ?

東京・竹芝客船ターミナルかた高速ジェット船に乗って2時間25分。下田や久里浜よりも大型客船も出ており、約南に140km南下した海に囲まれています。周囲約8kmという伊豆諸島の中でも一番小さな島です。
海中の魅力
小さな島には数年前からイルカの家族が住み着いている。年々子どものイルカが生まれその頭数は増え近年ドルフィンスイムも可能になってきた。スキューバダイビングもドリフトスタイルで行うことができ、日本でも有数のスキューバダイビング中にイルカに合うことができる可能性がある海である。


豊かな海の恵み
利島を代表とする産業の1つが漁業です。島周辺は非常に潮の流れが速いため魚介類は身がしまり、触感も味も抜群。特にサイズが大きいのが特徴です。

ワイド派必見の海の中
黒潮の恩恵によりほどよい潮流の中で、アオウミガメやサメなど大型回遊魚と出会うチャンスが待っています。カンパチやタカベなど回遊魚の群れにも圧巻されることでしょう。

移り住んできたイルカの家族
利島には御蔵島より引っ越しをしてきたイルカの家族が繁殖し、現在20頭ほどの群れを作っております。年増周りだけではなく、お隣のウドネ島や新島まで広範囲に旅行するくせがあり、時々利島を留守にするこどもしばしば。

結束力のあるイルカたち
頭数が少ない分1群れ全頭で移動することも多く、一隻のドルフィンスイム船でイルカの人群れを貸し切りにできることも。寝ているときは船に寄ってこないイルカ達ですが、目を覚ますと船の近くに寄り、人間をまだかまだかと待つとても愛らしい姿が見れるかも。
陸上の魅力
伊豆諸島で一番面積が小さく、人口は約300人程度の島には20、30代の約80%が移住者として住んでいます。伊豆諸島の中でももっとも小さな利島は、島で最高峰の宮塚山を中心とした円錐形の

椿の島
島の約8割が椿林に覆われ、その本数は約20万本と言われています。冬が訪れると、山の傾斜に作られた椿の段々畑が真っ赤に染め上げられ、花弁が散った畑は椿のじゅうたんと称されるほどの幻想的な景色に変わります。ヤブツバキの生産量は日本一で、島の特産物となっています。

南ヶ山園地
島の反対まで足を延ばすと焼く1,500㎡の緑地公園があり、晴れた日の昼には海に浮かぶ島々を一望できます。草の上に寝転んで見渡せてしまう雄大さは新東京百景にも選ばれている。

満点の星空も
数少ない商店も18:00には閉店し、道路には最低限のみの街灯しかないため、少し道を外れると本州、伊豆大島の夜景がお楽しみいただけます。新月を狙うと見上げれば満点の星空も展望できます。
特産物

椿油
悪玉コレステロールを減らすといわれるオレイン酸が85%以上含まれる椿オイルは、化粧品だけではなく、食用という別の価値でも評価されてきています。

海の恵み
サイズが大きいことが利島の海産物の特徴。特に伊勢海老やサザエなど一般に出回っているサイズは利島では海に返すサイズだとか。乱獲をせず、海の恵みを守りながら漁業を行っているのです。

さくゆり焼酎
ユリ根は栄養価が高く、高級食材としておせち料理屋や茶わん蒸し等に使用されてます。昔は片栗粉の原料として使用されるほどでんぷんを多く含んでいます。このユリ根のでんぷんと米を合わせて製造しているのがさくゆり焼酎です。3種類のアルコール度数がありますので好みに合わせて選ぶことが可能です。
まだまだある利島の魅力

宮塚山
円錐形の宮塚山は昔から海上を行く人々の目印になっていました。標高508mの山頂は気軽に登頂することができる山です。登山等はあまり人が通らないため草が生い茂っているとこともありますが、途中巨木に出会うと長い歴史を感じることができます北側にある展望台からは大島は伊豆半島、時には富士山まで望むことが可能です。

サクユリ
サクユリとは伊豆諸島にのみ自生するヤマユリの変種で、梅雨の時期に大輪の花を咲かせます。大きさはユリの中でも世界最大で花径が約25~30cm、草丈は2m以上にまで成長します。白い花びらに黄色いラインが入った綺麗な花で甘く濃厚ではっきりとした香りです。

リクリエーション施設
海水浴ができる砂地がない利島に、プールとウォータースライダーを併設した施設があります。海の日から8月いっぱいの期間限定のプール施設です。