三宅島

ダイナミックな火山景観を見に。

伊豆諸島の1つである三宅島は、本州よりもはるか南に位置する島である。火山活動が創り上げたダイナミックな景観はまさに天然の火山博物館。海だけではなく、陸のアクティビティも充実しており、多くの観光客で賑わっています。

三宅島ってどこ?

東京・竹芝客船ターミナルから大型客船に乗って最短6時間30分。もしくは調布より飛行機で1時間30分ほど。約180km南下した海に囲まれた島です。年間平均気温は17.7度。1年を通して温暖な気候の住やすい島です。

海中の魅力

陸上でも目を見張る火山景観が一望できる他、その火山による影響は海中にも影響している。溶岩が流れ出した 岩が流れ出したことでできたアーチや、柱状節理、ドロップオフ。テーブルサンゴの群生もあり、大型生物から回遊魚も群れまで多種多様でスキューバダイバー、スキンダイバーにも人気です。

ブラックサンドビーチ

活火山の三宅島のビーチは白い砂地はなく、火山岩が玄武岩なため真っ黒なビーチが特徴。海の独特の青さと砂はきっぱりとした真っ黒さ、打ち寄せる波の白い波しぶきのコントラストが美しい景観が広がっています。

黒潮の恩恵を受けた生物層

沖縄も伊豆でもない、三宅島の周辺の海は黒潮の影響を色濃く受け、透明度は20mオーバーし、深い青が透き通った海の色となります。回遊魚、マクロ生物まで多種多様な生物を観察することができます。

自然が織り成すダイナミックな地形

陸上景観もさることながら海中まで流れ出した、溶岩が複雑かつ豪快な地形を作り出しています。アーチやトンネルは勿論、テーブルサンゴの群生地もあり、浅い水深でのシュノーケリングから、スキューバダイビングまで人気が高いです。

船で40分。イルカの島へも行ける!

約20km南下したところにある御蔵島には野生のミナミバンドウイルカが130頭ほど住んでいます。ドルフィンスイム船を使用し、約40分ほどクルーズをし、ドルフィンスイムも行うことが可能。

陸上の魅力

東京の山手線の内側とほぼ同じ大きさの島には約2,500人ほどの島民が住んでいます。2000年の噴火により全島が避難する前にはより多くの人が島に住んでいたとされています。富士箱根伊豆国立公園に指定されている三宅島。主に玄武岩で成り立ち、度重なる噴火でできた溶岩原は、独特な自然景観を作り上げています。島は一周することが可能で、ツアーでは、車で移動しながら火山景観が見渡せ、噴火によって破壊と再生を繰り返す、地球の凄さを体感できる場所(ジオスポット)を巡ることができるます。

ひょうたん山

1940年に雄山北東山腹の標高200m付近から噴火。大量の溶岩・火山弾・スコリア・火山砂が放出され、たった約22時間のうちに形成された。その名の通り2つの噴石丘が連なった形であったが、長い年月のうちに海側の1つが波風に削り取られれてしまいました。その山は上ることができ、大自然の力強さを感じられる景観である。

火山体験遊歩道

1983年の噴火で流出した溶岩によって埋没した溶岩原には、旧阿古小・中学校や約400戸の民家が埋没しており、その様子を溶岩帯を間近に見学できる遊歩道が設備されています。溶岩をかき分けて芽吹く新しい草木は生命力を感じされます。

メガネ岩

溶岩流が波で浸食されてできた奇石。かつてはメガネ状をしていたため【メガネ岩】と呼ばれていましが、1959年の台風で片方が壊れてしまいました。6月10月の2カ月間の週末のみこの岩沖のダイビングポイントが解禁となり、多くのダイバーが訪れます。

椎取神社

2,000年の噴火で大量の泥流が発生し、社殿と鳥居が飲み込まれてしまった。現在新たに建てられてたが笠木だけを残して埋まったかつての鳥居は残されており、同時の泥流の凄まじさを物語っている。

特産物

雄山一(おやまいち)

伊豆諸島の各島の焼酎とは異なり、米麹の麦焼酎となっている。米麹の日本酒にも似たまとやかな味が特徴。

牛乳煎餅

食品添加物を一切使わずに昔ながらの手法で牛乳の甘味を引き出した優しい味の瓦煎餅。小さいお子さんから大人まで美味しく頂けます。

鯖サンド

島でとれるゴマサバを使用したサンドイッチ。照り焼きの鯖に、サバが見えないほどたっぷり乗った玉ねぎソースが絶品な一品です。

まだまだある三宅島の魅力

別名「バードアイランド」

国の天然記念物とされる、「アカコッコ」や「カラスバト」「イイジマムシクイ」など限られた地域でしか見ることができない野鳥が観察できることも特徴の1つ。また島の原生林に囲まれた淡水湖「大路池」の周辺には特に野鳥が多く生息し、遊歩道を散策しながら野鳥観察が可能だ。

日本最大級のボルダリング場

公共施設として、初心者から上級者まで楽しむことができ、野外の観光施設の多い三宅島での雨の日のアクティビティにお勧め。

夜は満点の星空を

島を一周可能な島一周道路をを外れると街灯がなくなり、大海原を見ながら沈む太陽から静まり返った三宅島がお楽しみ頂けます。渡り鳥が島へ帰る姿や開けた場所で見えれる満点の星空を一望可能です。