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【バディシステムって何?】1人で海を潜ってほしくない理由

どのスポーツでも【1人だけ】でスポーツは成立しないものですよね。スポーツには「相手」が必要で、その相手は戦う敵の場合もあり味方の場合もあります。
では私達が潜る海だとどんなことが言えるでしょう。海は1人でも簡単に行き潜ることが出来る場所ですがその分危険が伴う場所でもあります。1人でも潜れるのに、何で「1人」で潜ってはいけないの?今回は疑問を解決すべく【1人で海に潜ってほしくない理由】をお話ししていきます!

バディって何?

バディとはお互いに助け合ういわば「仲間」。自分1人だけでは見えない場所を代わりに見てもらい、更に水中でトラブルが起きた時にいち早く助けに来てくれる助っ人マン。
海だけでなく「バディ」はどのスポーツでもあるはずです。ただ、助けあうだけでなくお互いに楽しさを共有でき、信頼できる仲間とも言えるでしょう。

バディシステムとは

バディシステムとは、簡単に言うと「2人以上で1組」を作る事。
バディという単語をしっかり用いるのはダイビングが多いでしょう。
海に入る前の準備の段階をお互いに確認し安全性も向上し、更に信頼性も向上するのはバディシステムの特徴とも言えます。

しかしバディシステムをご存知の方は少ないでしょう。バディシステムをせず「1人」単体で潜ることにより危険性はあるのでしょうか?

1人で海を潜ってはいけない理由

ある日海に行くと1人だけでスノーケリングを楽しんでいる人がいました。最初は楽しそうに水面を泳ぎまわっていましたが、少し目を離すと水面に浮いた状態で全く動かなくなってしまいました。この人に何が起きたのでしょうか。
そう、ダイバーは水面で溺れていたのです。なぜ溺れていることに気づく事が出来なかったのでしょうか。
大きな理由として、単独で泳いでいた事また水面を楽しむスノーケリングは溺れ・トラブルの発見が遅れてしまう事。
いくら1人でも自己管理が出来る!と思っていても緊急事態はいつ起きるかなんてわかりません。そういった緊急事態を対処する為に【バディ】が必要になります。

バディシステムのメリットとは

安全性だけでなく信頼性も向上する

ダイビングショップのツアーへ1人だけで参加する場合、当日のツアー仲間と当日バディとして組むことがあります。勿論、1度も話したことが無い「初めて」の方が大半です。その日に初めて会ったばかりの方とバディを組むのはやはり緊張をするもの。しかし、海を心から楽しみたいという気持ちは同じはずです。最初は中々緊張してしまい話すことも少なかったのが、バディとして組むことによって「信頼性」も向上するきっかけにもなる事でしょう。

でもでもやっぱり最初から知り合いとバディを組んでいたほうが話しやすいし接しやすいのは間違いありません。ツアー以外で友達を作るのなんてどうすればいいのか…。


器材トラブルを未然に防ぐことができる

海を楽しく泳ぐ為に必要な「器材」自分1人だけ確認だけでなく、バディにも確認をしてもらう事によってより海での安全性も向上することでしょう。しかし、いざチェックしようとしてもどんなことをチェックすればいいのかわからないこともあるでしょう。
ではここからはそれぞれの器材のチェックの仕方を説明します。

✓マスク

水の中で風景を見る為には必要不可欠なマスク。マスクにはより水中を快適に過ごすために必ず「マスクバンド」ついており、また顔に水圧によるストレスがなるべくかからないようにゴムを使用しています。
【確認事項】
▢マスクバンドはねじれていないか
▢耳にマスクバンドがかぶっていないか
▢脳天にマスクバンドをセットできているか
▢マスクの中に髪の毛・キャップ・フードが入っていないか
▢マスクスカーフ(顔周りのゴム)がおり曲がっていないか

✓スノーケル

水面常に呼吸を吸いながら水中世界を眺め楽しめるスノーケル。タイプによってはスノーケル先端の形状が異なる物もあります。
【確認事項】
▢マスクの左側にスノーケルがついているか
▢マウスピースがちぎれていないか

✓フィン

水中を自由自在に泳ぎ回る為に必要なフィン。タイプは「ラバー(ゴム)」「プラスチック」「カーボン」と種類が分かれる物もあり、扱い方の注意も変わります。
【確認事項】
▢フィンがしっかりかかとまで履けているのか

✓ウエイトベルト

スキンダイビングやフリーダイビングでは、ウエットスーツのみで潜ると浮力が強く上手く潜ることができません。潜れたとしてもすぐに体が浮いてきてしまいます。体が浮きにくくする為には腰にウエイトを巻いたベルトを装着する必要があります。
【確認事項】
▢ベルトがねじれていないか
▢ウエイトの表裏があっているか
▢ウエイトの位置確認
▢腰に巻き終わった後に出るあまりベルトの位置確認
▢バディにベルトを外してもらえるか確認

✓ウエットスーツ

水中の外敵から身を守る為の保護スーツ!ポイントによってスーツの種類も異なることがあり、短パンに半袖型「スプリングスーツ」、長ズボンにタンクトップ型「ロングジョン」、長ズボンに半袖型「シーガル」と色々なスーツが分かれています。
【確認事項】
▢背中のファスナーが上がっているか
▢手首や足のファスナーが上がっているか
▢首後ろのマジックテープが付けられているか

エントリーとエキジットの時に怪我を防ぐことができる

ダイビングポイントは必ずしも足場しっかりと補強されているとは限りません。また、水面・水中では大活躍する器材も陸上ではやや不便に…。視界は元々狭いマスクに、陸上を歩くには大きすぎるフィンな転倒のもとに。怪我をしない為にもバディとの助け合いが必要になります。

・エントリーの方法
海へ入る前には器材を身に付けなくてはなりません。
先に入る方は、体にまだ身に付けない器材をバディに預けスロープにつかまりながら1つずつ各自に装着していきます。しかしポイントによってはスロープや物につかまる場所が無いポイントもあります。その場合はバディの肩を借りましょう。無事に器材を全て装着し終わりましたら、役割を交換し装着します。
2人共装着することができたら、バディチェックをしましょう。※上記のチェック項目をご覧ください。

・エキジットの方法
海から上がる時は、1人ずつ上がりスロープにつかまります。エントリーと同様につかまる場所が無い場合はバディと手を取り合い足物に気を付けながらエキジットをしましょう。

水面・水中で万が一の時に助けてくれる

バディと潜ることにより万が一溺れてしまった時や緊急時の時にかけつける事が可能に!
しかし、1人で夢中に海を潜ってしまっているといつの間にかにはぐれてしまう場合もあります。折角組んだバディの意味がなくなってしまうので、海で遊ぶ時は基本バディの見える範囲で遊ぶ事を心がけましょう。また、2人同時に海へ潜るのも楽しさの1つですがより長く海を楽しむために「交互に潜る(交互潜水)」にもチャレンジしてみましょう!
1人は水面で浮きながら体力を温存し水中のバディを見守り、もう1人は水中で自由に遊びます。呼吸が続かなくなり水面へしっかりと上がったら、水面で待機していたバディとバトンタッチをし今度は交代!と片方ずつ遊ぶ事で緊急時に「気づく事」ができます!

バディシステムを身に付ける為には?

最初はスクールから参加してみよう!

最初は楽しいスキンダイビングツアーから参加したくなるものですが、まずはスクールから通ってみましょう。ショップによっては、ダイビング・スキンダイビング用のスクールが開催されています。ツアー時に最初から知り合いの用に会話している方は、大体このスクールで出会いがあったからこそです。スクールでも勿論バディを組むことがあります。スクールでは、大体は1人で参加される方が多いのです。

・バディが奇数になってしまった場合は?
スクールやツアーによっては最大の人数が奇数の場合もあり、毎回偶数とは限りません。その場合は、2人1組チームと3人1組チームを作るという方法もあります。
必ずしも2人で組まないといけないわけではありません。もしくは、当日担当のインストラクターとバディを組むこともできますが、バディだけでなくチームメンバー全員分を管理しなくてはいけない為、注意力が低下する場合もあることを覚えておきましょう。

・バディの決め方
大体は当日担当のインストラクターがその人のレベルに合わせ考えて組んでくれます。しかし、大勢でスキンダイビングに行く機会がありその場で考えなくてはいけない場面になった場合。初心者同士がバディになってしまうと、海の危険性やチェックの仕方などまだまだ分からないことが多いはずです。理想としては、片方は経験者をつけリードをしてあげるくらいが丁度良いでしょう。

イベントツアーへ参加してみよう!

バディを作る場は他にもあります!大体は、日帰りダイビングやスキンダイビングツアーが多くありますが、中には1泊2日などの「宿泊ツアー」も存在します。宿泊ツアーでは限られたメンバーでのみツアー中は楽しむ為、より信頼関係や友情関係が上がる事でしょう。更に、ただの宿泊ツアーではなく「イベントツアー」へ申し込めばより多くの仲間に出会う事が出来るのです。

ここからは当店オススメイベントツアーをご紹介いたします!!

2021年からスタートした【スキンダイバー】向けのイベントツアーとなっております!今までスキンダイビングだけの大きなイベントが無く、8人満席でのツアーが大半でした…。
しかし、このツアーでは8人をはるかに超えたより多くの人数で開催をしている為色々な方との「繋がり」を作れるイベントツアーとなっているのです!初めての宿泊ツアーでも、先輩スキンダイバーさんがアドバイスをくれたり手助けをしてくれます。初めてで不安だからこそ多くの人数が参加するイベントへお越しいただきたいです!

2022年版 イベントツアー日程

南伊豆石廊崎を開拓せよ!

静岡県・南伊豆に位置する「石廊崎」へ今回はボートをチャーターし開拓をします!
切り立った崖の間からボートを走らせ未開拓の海へ駆り出します。
ビギナーさんからもご参加頂ける始めやすいツアーとなっていますので是非お越しください!

詳細はこちら★
https://truenorth.jp/tn-dolphin/2022-haruskin39/

あなたはどのレベル?

春とは違い今回参りますのは、「妻良」「雲見」へ!
今回はレベルを分けてポイントを移動します。
レベル別で選べる2ポイントを予定しておりますのでワクワクが止まらないこと間違いなし!
どちらも手つかずの自然が残されているので神秘の景色が待ち構えている事間違いなし!

詳細は現在調整中★


ここまでお読みいただき誠にありがとうございました!
今回はバディに書かせて頂きましたが、皆さんの周りには海を楽しむ仲間はいますか?バディを作ることも大切ですがまずは海が好きな人を見つけることも大切ですね!

また次回もお楽しみに!

TrueNorth井上

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