競技種目

フリーダイビング

フリーダイビング競技の種目について

フリーダイビングには、海で潜れる深度を競うものから、またはプールで距離や閉息時間を競うものなど、様々な種目形式があります。

海洋競技種目
コンスタントウエイトアプネアウィズフィン/CWT

フリーダイビングの花形種目。フィンを履き、水底へ繋がる潜降ロープに沿って(掴んではいけない)垂直に潜れる深度を競う。一呼吸で身体を動かして、深海へ潜っていくその神秘的な人の姿は見るものを魅了する。フリーダイビングの魅力を感じさせる、最大のパフォーマンスといってもよいだろう。使用するフィンに関しての規定は一切ないが、潜水中に使用するウエイト(重り)の量を変えてはならない。

■世界記録
男性がロシア人の Alexey Molchanov 選手で-131m
女性はスロベニア人の Alenka Artnik 選手で-122m
■日本記録
男性が 篠宮 龍三 選手で-115m
女性は HANAKO 選手で-106m
(2021年8月09日現在)

海洋競技種目
コンスタントウエイトアプネアウィズアウトフィン/CNF

形式はコンスタントウエイトと同じであるが、推進力のあるフィンを使わずに自身の泳力だけで深度を競う。潜降・浮上ともに、推進力のある器材を一切使わないため、原動力となる身体にかかる負担は一番大きく、また高い潜水技術を要し、難易度が高い。
潜水中に使用するウェイトの量を変えてはならない。

■世界記録
男性がニュージーランド人の William Trubridge 選手で-102m
女性はイタリア人の Alessia Zecchini 選手で-73m
■日本記録
男性が Kiriyama ken 選手で-67m
女性は 木下 紗佑里 選手で-72m
(2021年8月09日現在)

海洋競技種目
コンスタントウエイトアプネアウィズバイフィン/CWTB

2019年から行われている比較的新しい競技。形式はコンスタントウエイトウィズフィンと同じであるが、モノフィンの使用が禁止されており、2枚フィンを使用しなくてはならない制限がある。
両足でキックするドルフィンキックが禁止されており、必ずフラッターキック(バタ足)で泳がなくてはならない。
潜水中に使用するウェイトの量を変えてはならない。

■世界記録
男性がロシア人の Alexey Molchanov 選手の-118m
女性はフランス人の Alice Modole 選手の-95m
■日本記録
男性が Atsushi Kawai 選手で-88m
女性は 木下 紗佑里 選手で-82m
(2021年8月09日現在)

海洋競技種目
フリーイマージョン/FIM

一呼吸で、水底へ繋がる潜降ロープをゆっくりと手繰りながら、垂直に潜れる深度を競う。フィンは使用せず、潜水中に使用するウエイトの量を変えてはならない。

■世界記録
男性がロシア人の Alexey Molchanov 選手の-126m
女性はイタリア人の Alessia Zecchini 選手の-101m
■日本記録
男性が 篠宮 龍三 選手で-104m
女性は 木下 紗佑里 選手で-97m
(2021年8月09日現在)

海洋種目
ヴァリアブルウエイト/VWT

ザボーラという乗り物(重り)に乗って潜降し、一呼吸で垂直に潜れる深度を競う。目標深度に到達したら、ザボーラを離し潜降ロープを手繰りながら自力で浮上する。潜水中に使用するウエイトの量を変えても良い。
現在では、正式な競技種目としては開催されていない。

■世界記録
男性がギリシャ人の Stavros Kastrinakis 選手の-146m
女性はオランダ人の Nanja van den Broek選手の-130m
■日本記録
男性は不在
女性は 梶 眞理子 選手の-81m
(2020年4月24日現在)

海洋種目
ノーリミッツ/NLT

ザボーラという乗り物(重り)に乗って潜降し、一呼吸で垂直に潜れる深度を競う。浮上は、ウエットスーツの中に空気を入れたり、エアバルーンなどを膨らませた浮力物に掴まって行う。日本では行われた事の無い競技だが、海洋競技の中では一番身体の動き、酸素消費を抑えた形式になるため、最も深い記録が生まれる種目である。
現在では、正式な競技種目としては開催されていない。

■世界記録
男性がオーストラリア人の Herbert Nitsch 選手の-214m
女性はアメリカ人の Tanya Streeter 選手の-160m
■日本記録
存在していない  (2020年4月24日現在)

プール競技種目
スタティックアプネア/STA

脱力した状態で水面にうつ伏せに浮かび、閉息時間の長さを競う。競技中は酸素を消費することを極力抑えるため、身体の動きは一切ない。身体的な能力に加え、心理的なコントロールが大きく影響する種目。
誰にでも簡単に出来るが、一番奥の深い種目と言えるだろう。

■世界記録
男性がフランス人の Stéphane Mifsud 選手の11分35秒
女性はロシア人の Natalia Molchanova 選手の9分2秒
■日本記録
男性が 関谷 陽介 選手の7分51秒
女性は 市原 由利子 選手の7分6秒
(2021年8月09日現在)

プール競技種目
ダイナミックアプネアウィズフィン/DYN

一呼吸で水平方向に移動できる距離の長さを競う。使用するフィンに関する規定は一切無いが、推進力をより大きく得られるモノフィンが現在の競技会では主流となっている。

■世界記録
男性がポーランド人の Mateusz Malina 選手とギリシャ人の Giorgos PANAGIOTAKIS 選手が同着で300m
女性はポーランド人の Magdalena Solich-Talanda 選手の257m
■日本記録
男性が 大井 慎也 選手の227m
女性が 尾関 靖子 選手の203m
(2021年8月09日現在)

プール競技種目
ダイナミックアプネアウィズアウトフィン/DNF

形式はダイナミックアプネアウィズフィンと同じであるが、推進力のあるフィンを使わずに自身の泳力だけで水平方向に潜水できる距離を競う。
ターン数が多いほうがメリットがあるため、25mプールで行われることが多い。

■世界記録
男性がポーランド人の Mateusz Malina 選手の244m
女性はポーランド人の Magdalena Solich-Talanda 選手の200m
■日本記録
男性が 大井 慎也 選手の175m
女性が 濱崎 友美 選手の160m
(2020年4月24日現在)

プール競技種目
ダイナミックアプネアウィズバイフィン/DYNB

2019年から行われている比較的新しい種目。形式はダイナミックアプネアウィズフィンと同じであるがモノフィンの使用が禁止されており、2枚フィンを使用しなくてはならない制限がある。
両足でキックするドルフィンキックが禁止されており、必ずフラッターキック(バタ足)で泳がなくてはならない。 一呼吸で平行方向に潜水できる距離の長さを競う。

■世界記録
男性が中国人の Ming Jin 選手の276m
女性は中国人の Lisa Zhang 選手の216m
■日本記録
男性は 大井 慎也 選手の181m
女性は 尾関 靖子 選手の175m
(2021年8月09日現在)