自分の記録に挑戦してみよう!

フリーダイビングは競技としての人気も高く、毎年多くの記録会や大会が開催されています。勝敗が決まり栄光が得られる大会から、自分の記録認定のための記録会などその形式は様々。記録会や大会に出場を決めると練習のモチベーションアップにもなりフリーダイビングがこれまで以上に楽しくなります。日頃の練習の成果を残しにぜひ参加してみてください。

フリーダイビングの大会ってどんな雰囲気?

フリーダイビングの大会や記録会は厳粛なイメージがあり、初心者の方などは出づらいという声を良く聞きますが実際は全くそんなことはありません。選手により待機中はリラックスしている方もいますので大声で騒ぐことはありませんが、スタッフも選手も和やかで楽しい雰囲気で開催されています。もちろん競技開始前は静まり返りますが、競技後は選手もスタッフも大勢で一緒に喜び盛り上がります。大会などでは表彰式などもあり大いに盛り上がります。

大会と記録会って何が違うの?

記録会とは?

記録会とは順位や勝敗が目的ではなく、自分の記録に挑戦するためのものです。公式ジャッジの元で記録を出すことは自信やモチベーションアップにもつながりフリーダイビングを続けるのがより楽しくなります。選手登録を事前に行えば世界公式となりよりモチベーションアップにもなります。

大会とは?

大会とは記録認定だけではなく、選手それぞれの記録を点数として換算し、各種目得点、総合得点により選手順位が決まります。
上位入賞者には表彰やメダル、トロフィーなどが授与されとても記念になるものです。ときにはチーム戦形式の大会もあり、またひと味違った競技の面白さも。
もちろん、JAS会員であればその記録は日本公式記録、ジャパン・ランキングに反映されます。

どんな競技や種目があるの?

フリーダイビングでは主にプール競技と海洋競技があり、その中でも多くの種目が用意されています。自分の得意な種目で出場するも良し、新しい種目に挑戦して新たな楽しみを見つけるのも良しです。

フリーダイビング競技や種目についてはこちら

出場するには資格が必要?

フリーダイビングの記録会や大会に出場するためには、競技の正しい知識が必要なためフリーダイビング資格が必要になります。逆に資格を持っていれば誰でも参加することが可能です。

  • 適正年齢:満18歳以上のスポーツマンシップに則った健康な方
    (保護者の同意があれば16歳で参加可能)
  • プール競技会の場合: PADI ベーシックフリーダイバーコース 以上を受講している方
  • 海洋競技会の場合:  PADI フリーダイバーコース 以上を受講している方

(※そのほか、他団体の同等レベルのコース受講・認定があり、適切なトレーニングを受けている方)

トゥルーノース主催の大会、記録会は各団体のフリーダイビングライセンスを取得していればどなたでもご参加頂けます。トゥルーノース以外の記録会や大会は主催者により参加条件が違いますのでご注意ください。
※主催する団体により競技ルールが異なるため、各団体のインストラクターに必ずレクチャーを受けましょう。

トゥルーノースではAIDAインターナショナル公認記録会が主体となりますので以下のルールに従って開催しております。

プール競技のルール

海洋競技のルール

公式の記録にするには?

公式記録にするには各主催する記録会の団体に選手登録をする必要があります。
選手登録の方法はこちらのページでご案内しております。

選手登録方法のご案内

大会|記録会の申込から出場まで

募集要項を確認!

必ず募集要項を確認し、自分が参加できる大会なのか、そして自分の出たい種目があるのかを確認しましょう。

申込をする!

募集要項に申し込みに必要な情報が記載されていますので、必要情報を主催者へ連絡して申し込みしましょう。

提出書類を確認!

フリーダイビングの記録会や大会では各会ごとに提出書類があります。

●主な提出書類
・健康診断書 (健康状態の確認)
・身分証のコピー (本人・国籍確認)
・誓約書 (注意事項などの了承)

提出期限は様々なため、申し込みをしたら早めに準備をしましょう。

記録を申告!(プール競技)

フリーダイビング競技では当日または事前に、自分の競技の予定記録を「申告」します。競技会によっては申告の距離や時間順に競技順が決まることもあります。プール種目の場合はあくまで目安のため申告が少なくても問題ありません。ただし申告より距離が短い場合は減点されてしまうため、あえて実力の3割くらいの申告が基本です。大会の場合で同じ記録の選手がいた場合には申告が近い選手が優位になります。

記録を申告!(海洋競技)

海洋競技の申告はとても重要になります。申告深度までしか潜ることができないルールのため、少なく見積もってしまうと記録を出せなくなってしまいます。当日までの様子を見て自分がどれぐらい潜れるかを考えて申告します。

競技順を確認!

選手には事前に競技順が発表されます。選手同士でサポートしあう場合は当日のスケジュールを相談し合いましょう。

当日は受付時間までに来場!

多くの記録会、大会では選手の受付時間が指定されています。受付時間を過ぎると出場できなくなるため遅延などがないよう早めに現地へ向かいましょう。

書類提出!

当日のジャッジ(審判)から書類に不備がないかを確認されます。万が一不備がある場合はその場で訂正できるものは訂正しますが、難しい場合は辞退となる場合もあります。事前に入念に確認しましょう。

開会式

開会式にて記録会、大会中の注意事項がアナウンスされます。運営スタッフの紹介もありますので顔や名前を覚えておくと質問もしやすく参加しやすくなります。

競技時間まで待機!

いよいよ大会が始まったら、あとは自分の競技時間までドキドキしながら待機。リラックスできる方法は人それぞれなので、ゆっくり寝ながらリラックスする人もいればいつも通り楽しく過ごされている方もいます。リラックスしやすいようにマットや羽織れるものを用意しておきましょう。

ウォーミングアップ!

自分の競技時間の前に、選手には決まった時間で水中ウォーミングアップする時間が与えられます。指定時間以外は入れないため注意してください。水に入るかどうかは自由ですが身体を慣れさせるため適度にウォーミングアップを行いましょう。

競技前はリラックス状態を保つように!

競技開始3分前にはリラックス状態が作れるように準備しておきましょう。2分前よりアナウンスからカウントが放送されます。

競技スタート!

セイフティスタッフが安全を見守っていてくれていますので、思い切って競技に望んでください。集中、リラックスして楽しみましょう! 最後は忘れずに笑顔で「ImOK!」

競技判定

アイムオッケー!を出したら審判が判定を下すまで30秒。笑顔で判定を待ちましょう。
ジャッジの判定が「ホワイトカード」だったら無事に記録認定です! 最高に嬉しい瞬間をみんなと分かち合いましょう。

閉会式

選手全員の競技が終了したら、閉会式へ。記録が残った選手全員に記録認定証の授与、大会では表彰式が行われます。公式記録認定選手は、JAS(日本フリーダイビング協会)のHPにも名前が刻まれます。