目次
- 1 フリーダイビング用語:ア
- 2 フリーダイビング用語:イ
- 3 フリーダイビング用語:ウ
- 4 フリーダイビング用語:エ
- 5 フリーダイビング用語:オ
- 6 フリーダイビング用語:カ
- 7 フリーダイビング用語:キ
- 8 フリーダイビング用語:ク
- 9 フリーダイビング用語:ケ
- 10 フリーダイビング用語:コ
- 11 フリーダイビング用語:サ
- 12 フリーダイビング用語:シ
- 13 フリーダイビング用語:ス
- 14 フリーダイビング用語:セ
- 15 フリーダイビング用語:タ
- 16 フリーダイビング用語:チ
- 17 フリーダイビング用語:テ
- 18 フリーダイビング用語:ト
- 19 フリーダイビング用語:ナ
- 20 フリーダイビング用語:ニ
- 21 フリーダイビング用語:ネ
- 22 フリーダイビング用語:ノ
- 23 フリーダイビング用語:ハ
- 24 フリーダイビング用語:フ
- 25 フリーダイビング用語:へ
- 26 フリーダイビング用語:ホ
- 27 フリーダイビング用語:マ
- 28 フリーダイビング用語:ミ
- 29 フリーダイビング用語:メ
- 30 フリーダイビング用語:モ
- 31 フリーダイビング用語:ラ
- 32 フリーダイビング用語:リ
- 33 フリーダイビング用語:レ
- 34 フリーダイビング用語:ロ
- 35 フリーダイビング用語:ワ
フリーダイビング用語:ア
A.I.D.A(アイダ) | アプネア国際振興団体(Apnea Internationale pourle Developpement del’ Apnea) 『フリーダイビング環境の確立と水中競技としてのフリーダイビングの啓発、振興に寄与する』を理念に、世界大会開催や記録の公認、教育と普及など行っている。 http://www.aidainternational.org/ |
圧縮 | 物体や気体に圧力を加えて体積を縮小させること。 |
圧平衡 | 水圧により圧縮された空間に空気を送り込むことで元の体積に戻す動作。主に鼓膜内側の空間や、マスクの空間に対して行う。 |
圧力 | ある単位面積に作用する力、もしくは重さの事。水中で体にかかるのは水圧 |
APNEA(アプネア) | フリーダイビングを意味する語源でありラテン語で「閉息」「無呼吸」の意味。APNEAを用いたスポーツは他にも「魚付き」や「水中ホッケー」など様々なジャンルがある。 |
RV | 残気量(Residual volume)の意味。息を吐きだした後に肺に残っている空気の量を指す。 |
フリーダイビング用語:イ
イエローカード | 競技会や記録会において、失格ではないが何らからのルール違反で競技者にペナルティが課せられる場合の判定結果。 |
イベント・コミッティ | 大会中に運営円滑化を目的として開催される情報伝達、発信の場。大会主催者や審判団、スタッフ及び各選手が集い、事後競技について問題点見直しや、翌日の競技についての意見集約、または競技順が発表されることもある。 |
イマージョン・ダイユレシス | 水につかっている状態では、体温の損失を防ぐために毛細血管や手足の皮膚内の細い血管は収縮する。さらに重要な臓器に血液を集中させるため、過剰な水分の保持だと身体が解釈し腎臓が刺激され、ダイビング中に尿意を催す現象のこと。日本語では浸水利尿と言う。 |
フリーダイビング用語:ウ
ヴァリアブル・ウエイト(VWT) | サヴォーラという乗り物(重り)に乗って潜降し、一呼吸で垂直に潜れる深度を競う。目標深度に到達したら、サヴォーラを離し潜降ロープを手繰ったりフィンキックなどで自力で浮上する。潜水中に使用するウエイトの量を変えても良い。 |
ウエットスーツ | フリーダイビングで使用されるウェットスーツは、スキューバダイビングなどで使用するスーツとは違い「柔軟性」 そして、水の抵抗を受けずに身体と一体になるかのような「フィット感」が重要視される。柔軟性、耐久性、保温力、伸縮、浮力・・フリーダイビング競技のために試行錯誤の限りを尽くして作られた専用スーツは、ただ薄く、ただ軽いだけではなく、水圧や水抵抗によりスーツを着ていることで受けるストレスが非常に少なくなる。 |
ウォームアップゾーン | 競技者が、ウォーミングアップをする場所。オフィシャルトップの45分前から入ることが許可される。 |
ウンベルト・ペリッツァーリ | 1965年生まれのイタリア人フリーダイバー。数々の世界記録を打ちたて、1999年にはノーリミット種目で前人未到の水深150mという大記録を作る。競技を引退した現在はフリーダイビングの専門学校『アプネア・アカデミー』を立ち上げ、フリーダイビングを後世に伝えている。 |
フリーダイビング用語:エ
エキジット | 水から上がること。海岸へ上がることはサーフエキジット、ボートダイビングなど足がつかない水深からのエキジットはディープウォーターエキジットと呼ぶ。 |
エキストラサイン | 浮上後のサーフェスプロトコル中に決められた一連の動作以外の言動をすること。ジャッジ(審判)からエキストラサインと認められた場合は、失格となる。 |
エンゾ・マイヨルカ | イタリア人フリーダイバーでジャック・マイヨールの良きライバルだったフリーダイビングの開拓者。1988年にノーリミット種目で101メートルという記録をただき出した。 |
エントリー | 水に入ること。ジャイアントストライド、バックロール、シッティングロールなど、状況に合わせて方法を変える。岸から入るのはサーフエントリーと呼ぶ。 |
フリーダイビング用語:オ
横隔膜呼吸 | 腹式呼吸とも呼ぶ。息を吸い込む際に、腹部を外側に拡張することで肺の底の方から呼吸した空気がいっぱいになり、腹部が拡張する。次に胸式呼吸により肺の上の方に空気をためることで、非常に沢山の空気を吸い込むことが出来る。息を吐きだすときは、リラックスして、肺の上部から下部までを意識しゆっくりと吐き出すことで、およそ75%のガス交換をすることができる。 通常の呼吸では約30%の換気率。 |
オフィシャルトップ(OT) | 選手が競技をスタートする時間のこと。オフィシャルトップ後10秒(プール種目)又は30秒(海洋種目)いないに潜水(気道が水に付く)を開始しなければならない。プール種目で10秒以上経過してしまった場合や、オフィシャルトップ前に潜水を開始することはペナルティとなる。 また、オフィシャルトップから30秒以上経過した場合は、棄権とみなされる。 |
オープナー | 競技会や記録会において、その種目の競技エリアを公式に確認することを目的として一番最初にパフォーマンスを行なう人。世界大会などでは、その種目への出場権を持たない選手が担う場合もある。オープナーとしての記録は、世界記録や国内記録としては認められない。 |
オクトパス・フリーダイビング(Octopus Freediving) | スイスのフリーダイビング器材メーカー。9年前からフリーダイビング器材を専門に販売しており多くのフリーダイバーから高い信頼を得ている。マスクやウェイトベルト、ウェットスーツといった通常の器材は販売していないが、ラニヤードやノーズクリップ、リキッドゴーグルなどフリーダイビングに特化した器材の販売が多い。 |
OKサイン |
競技者が浮上後、ジャッジ(審判)に掲げる合図。親指とそれ以外の指で円を作り、ジャッジが見やすいように提示する。 |
オフィシャルセイフティ | 競技会において、万が一競技者に緊急事態が発生した場合もすぐに対応できるように備えている人。ダイナミック種目では競技ゾーンを伴泳したり、スタティック種目では常に後方から監視する。また、スタティック種目では競技者にセイフティがサインを送る場合もある。 |
フリーダイビング用語:カ
回復呼吸 | 水面に上がった時に行う酸欠状態からから身体を回復させるための呼吸の事。水面に到着すると同時に、半分程度の息をそっと吐き、その後素早く深く息を吸い込む動作を3回から6回繰り返す。 |
カウンターバラスト・システム | フロートやボート上に設置され、それぞれの端に滑車が付いたブームと、ドロップラインのウエイトの約3倍重たいカウンター・ウエイトで構成されている。緊急時にはカウンター・ウェイトを落とし、ドロップラインでトラブルに合っているダイバーをロープごと引き上げて救出するために使用する。 |
カウントダウン | オフィシャルトップ2分前から開始され、オフィシャルトップ後も競技者が潜水するまで読み上げられる公式のカウント。 |
ガス交換 | 肺の中で行われる酸素と二酸化炭素の入れ替えの事。二酸化炭素は血液中から肺の中へ、酸素は肺から血液中へ移動する。 |
ガス昏睡 | 酸素や二酸化炭素、窒素などのガスが圧力下で人体に中毒症状を起こさせ、判断力の低下や意識障害などを引き起こす事。水深が深いところに潜水すると起こる可能性がある。 |
過膨張障害 | 浮上中に膨張した空気で肺が破裂し空気が肺の周りの空間や組織、血液中に入り様々な障害を起こす。 |
カーボンファイバー | プラスチック等に比べ非常にしなりやすく、また反発力も高いため高性能であり、軽量な素材。 壊れやすい素材のため取扱いに注意が必要だが、これを使用したフィンは非常に楽に泳ぐことができ、また推進力も高い。丁寧に扱えば経年劣化もしにくいため、長期間使用できる。 |
監督(キャプテン) | 世界選手権の際に指名される各国の代表監督としてチームの統率を図る人。 |
フリーダイビング用語:キ
ギア・バック | ダイビング向けの丈夫な素材で作られたバック。 |
気道(Airway) | 鼻と口。スノーケルのような器材は気道の延長として認識される。競技では、水面上に顔を出した後、ジャッジの判定が出る前に再度水に着くと失格になる。 |
機能的残気量トレーニング(FRC) | 息を吐いて潜る事で疑似的に深い深度へ潜った時と同じ肺の状態をつくり、身体を水圧に慣らすトレーニング。肺のスクイズなどの危険性が伴うため、高度なテクニックが必要になる。間違っても安易な気持ちで行ってはいけない。 |
キャンディ・ケーン(Candy Cane/ゼブラゾーン) | ボトムプレートから2m以内のロープに設定された、ロープを掴んだり引っ張ったりすることが許されているゾーンのこと。ロープに等間隔で黒いテープが巻かれており、ダイバーから視認しやすいようになっている。 |
競技エリア | ウォームアップゾーン、待機ゾーン(トランジションゾーン)、競技ゾーンの3つから構成されている。競技者に付き添ってサポートするコーチまたはキャプテンは、1人のみ入ることが出来る場合もある。 |
競技ゾーン | 本番の競技を行なう場所。前の競技者が退場次第入ることができる。 |
競技結果(RP/Realized Performance) | 選手が出した最終競技結果。大会の順位や世界ランキングにも反映される。 申告を下回るとジャッジの判定はイエローカードになる。 |
競技標準記録 (MINIMA) | 競技者が世界大会に出場するために達成する必要がある基準の記録。 |
緊急浮力用デバイス | 水中で膨らませ、水面へダイバーを引き上げることができるようにデザインされた、細く長い形状の浮きの事。水中でで膨らませることができるようにガスの入った非常に小さなボンベがついている。 |
緊急用酸素 | 100%の純酸素が入ったシリンダー。取り扱いには最新の注意が必要。 |
フリーダイビング用語:ク
クイックリリース・システム | 簡単な動作だけで着脱出来るようになってること。ウエイトベルトやラニヤードなどには、緊急時に素早く外すことができるように必ず備わっている必要がある。 |
グラブ | 海洋種目において、潜水開始後(気道が水についた後)に潜降ロープを握ること。1回につき-5ポイントのペナルティが付くが、ボトムプレートから2m以内、または、申告深度に届かず途中で浮上を開始する場合は1回だけ許される。 |
フリーダイビング用語:ケ
血糖値 | 体内を流れる血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のこと。 |
フリーダイビング用語:コ
公式深度計 | 海洋種目で競技を行なう際、競技者の手首に付ける決められた深度計。ジャッジ(審判)によってテスト調整されたものに統一すること。 |
グラン・ブルー | リュック・ベッソン監督作品。フリーダイバーのジャック・マイヨール、エンゾ・マイヨルカをモデルとし、世界記録に挑む2人のロマンを描いた映画。 |
公式大会/記録会 | 大会では各選手の競技結果をもとに順位付けが行われる。また、上位入賞者への表彰なども行われる。 記録会では順位付けはされないため、選手は純粋に自分にとっての良い記録を目指して競技に臨む。選手同士で争わないので、初心者の方でも出場しやすい。 |
公式記録 | AIDA公認の競技会において正式な手続きを踏んで認定された記録。 登録にはAIDA Internationalと日本フリーダイビング協会への登録が必要 |
公式カメラ | AIDA公認の記録会や大会において、各競技者のパフォーマンスを映像記録するもの。競技終了後にプロテストがあった場合は、そのパフォーマンスを見直すための貴重な資料となる。海洋種目においてはターン時の映像を記録するため、ボトムプレートにカメラを設置している。 |
公式時計 | 選手の競技スタート時間を合わせるための時計。各選手は自分の時計と公式時計の時間を合わせる事で、競技スタート時間を把握する。 |
コーチ | 競技者が競技のみに集中できるように側に付き添ってサポートする人。時間の管理や浮上後のサポート、または一緒に競技ゾーンに入りパフォーマンス全体をサポートする。 |
コンスタント・ウエイト・ウィズフィン(CWT) | 水底へ繋がる潜降ロープに沿って、一息で垂直に潜れる深度をフィンを履いた状態で競う。使用するフィンに関しての規定は一切ないが、潜水中に使用するウエイト(重り)の量を変えてはならない。 |
コンスタント・ウエイト・ウィズアウトフィン(CNF) | 形式はコンスタント・ウエイト・ウィズフィンと同じであるが、推進力のあるフィンを履かずに自身の泳力だけで深度を競う。潜降・浮上ともに、推進力のある器材を一切使わないため、原動力となる身体にかかる負担は大きい。 |
コンスタント・ウェイト・ウィズバイフィン | 形式はコンスタント・ウェイト・ウィズフィンと同じだが、バイフィンの使用に限定されている。泳ぎ方もドルフィンキックが禁止されてるため、フラッターキックで泳ぐ必要がある。 |
フリーダイビング用語:サ
サイナス | 人間の頭蓋内に空いている4つの空洞で、日本語では副鼻腔と言う。ここにある空気も圧平衡の対象。 |
サヴォーラ | ヴァリアブル・ウェイト、ノー・リミットの種目を行う際、潜降時に用いられる重り。ヴァリアブル・ウェイト種目の場合、サヴォーラの重さに関する規定は「ダイバーの体重の3分の1以内」と規定されいるが、ノー・リミット種目では重さに関する規定は一切ない。 |
サーフェス・セーフティ・ダイバー | 海洋種目において、水面で待機しているフリーダイバー。競技者が浮上後、万が一トラブルがあった場合にすぐ対応できるように備えている。 |
サーフェスプロトコル(SP/浮上後動作手順) | 全ての種目において、浮上後に行なわなければいけない一連の動作。浮上後15秒以内に、①~④までの手順を的確に行なえなければ失格となる。また、これ以外の余計な言動はエキストラサインとなり、失格の対象となる。 ①浮上後、口と鼻を水面上に保持する。 ②顔面の装備(マスク、ゴーグル、ノーズクリップなど)を外す。 ③ジャッジ(審判)に向かって片手でOKサインを示す。 ④はっきりとした口調で「アイム・オーケー」または「アイ・アム・オーケー」と言う。 |
酸素テーブルトレーニング | 休息時間を変えずに無呼吸時間を6から8回にわたって15秒ずつ伸ばしていき、体内の酸素を使い尽くすためのトレーニング。低酸素状態に体を慣らすためのトレーニング。PADIアドバンスフリーダイバー以上の資格で取得する。正しい知識がない人が行うと危険なため行わないこと。 |
フリーダイビング用語:シ
自己ベスト(PB/パーソナルベスト) | 公式・非公式を問わず、到達できたことを自他が認める最高の記録。 |
ジャック・マイヨール | フランス人フリーダイバー。映画『グラン・ブルー』では主人公のモデルともなっている。ライバルのエンゾ・マイオルカと共に世界記録争いを繰り広げ、前人未到の水深60mへ到達。その後1976年、エルバ島で人類史上初めて素潜りで100メートルを超える大記録を作り、フリーダイビング界の神と言われる男。 |
シャロー・ウォーター・ブラックアウト | 浮上中の水圧の減少に伴い、浅い水深に差し掛かるとブラックアウトすること。水深10m以浅からは水圧の変化が大きいため、体内での酸素分圧低下が激しく、ブラックアウトを引き起こしやすくなる。 |
JAS(Japan Apnea Sociatey) | 日本のフリーダイバーたちをネットワークし、フリーダイバー間のコミュニケーションを図り、より安全に自由にアプネアが楽しめる環境を作り出す事を目的とした日本初のアプネア振興団体。 http://www.aida-japan.com/ |
審判(ジャッジ) | 競技会や記録会において、競技者のパフォーマンスを判定する人。ホワイト、イエロー、レッドの三色のカードを用い、競技者がサーフェスプロトコルを終了してから30秒後にどれか一枚を示して判定結果を掲げる。 |
申告(AP/Announced Perfomance) | 競技前の決められた日時までに自分の目標(深度、時間、距離)を決めて提出すること。海洋種目の場合は申告深度にボトムプレート及びタグが設置され、申告深度への到達可否が結果となる。プール競技の場合は申告(時間、距離)をいくら上回っても良いが、申告未達の場合はペナルティが課せられる為、目標よりも控えめに設定することが望ましい。 また、同じ結果を出した選手が2人以上いた場合は、申告と結果との差が少ない選手が上位となる。 |
自己ベスト(PB/パーソナルベスト) | 公式・非公式を問わず、到達できたことを自他が認める最高の記録。 |
ジャック・マイヨール | フランス人フリーダイバー。映画『グラン・ブルー』では主人公のモデルともなっている。ライバルのエンゾ・マイオルカと共に世界記録争いを繰り広げ、前人未到の水深60mへ到達。その後1976年、エルバ島で人類史上初めて素潜りで100メートルを超える大記録を作り、フリーダイビング界の神と言われる男。 |
シャロー・ウォーター・ブラックアウト | 浮上中の水圧の減少に伴い、浅い水深に差し掛かるとブラックアウトすること。水深10m以浅からは水圧の変化が大きいため、体内での酸素分圧低下が激しく、ブラックアウトを引き起こしやすくなる。 |
JAS(Japan Apnea Sociatey) | 日本のフリーダイバーたちをネットワークし、フリーダイバー間のコミュニケーションを図り、より安全に自由にアプネアが楽しめる環境を作り出す事を目的とした日本初のアプネア振興団体。 http://www.aida-japan.com/ |
審判(ジャッジ) | 競技会や記録会において、競技者のパフォーマンスを判定する人。ホワイト、イエロー、レッドの三色のカードを用い、競技者がサーフェスプロトコルを終了してから30秒後にどれか一枚を示して判定結果を掲げる。 |
申告(AP/Announced Perfomance) | 競技前の決められた日時までに自分の目標(深度、時間、距離)を決めて提出すること。海洋種目の場合は申告深度にボトムプレート及びタグが設置され、申告深度への到達可否が結果となる。プール競技の場合は申告(時間、距離)をいくら上回っても良いが、申告未達の場合はペナルティが課せられる為、目標よりも控えめに設定することが望ましい。 また、同じ結果を出した選手が2人以上いた場合は、申告と結果との差が少ない選手が上位となる。 |
フリーダイビング用語:ス
スキンダイビング | フィン、マスク、スノーケルを用い、潜水装置などを使わずに自分の呼吸だけで水中へ潜って遊泳する。潜り易いようにウエイトを使用することもある。 |
スクーバダイビング(スキューバダイビング) | 自給式水中呼吸器(シリンダー、タンクまたはボンベ)を背負い、長時間水中レクリエーションができるマリンスポーツ。レジャーとしてのスクーバダイビングでは安全管理上で潜水時間や潜水深度には正しく規定があり、一般的には各民間団体が発行するライセンスの取得が必要とされる。 |
スタティック・アプネア(STA) | プールで行われる種目であり、脱力した状態で水面にうつ伏せに浮かび、閉息時間の長さを競う。競技中は酸素を消費することを極力抑えるため、身体の動きは一切ない。 身体的な能力に加え、心理的なコントロールも大きく影響する種目。 |
スノーケリング(シュノーケリング) | フィン、マスク、スノーケルを用いて水面を呼吸しながら泳ぐこと。ライフジャケットやウエットスーツを着用し、浮力を確保した状態で水中を覗きながら遊泳する。 |
スノーケル(シュノーケル) | シュノーケルとも呼ぶ。水面に顔をつけたままでも呼吸を行えるようにするための筒のような道具。この道具を用いて水中で活動することをスノーケリング、もしくはシュノーケリングと呼ぶ。 |
スフェラマスク | フリーダイビングに適したマスクの中のひとつ。重量がとても軽く、潜水時に水の抵抗を受けにくい形になっている。 |
フリーダイビング用語:セ
静的潜水 | スタティック・アプネア(STA)の事。水中に静止した状態で行うアプネア |
セイフティサイン | スタティック競技中に、競技者の意識を確かめる為の合図。コーチ(サポート)が送った合図に対して、競技者は酸素を消耗しないように出来るだけ小さな動きで応答する。合図を送るタイミングや仕草は自由であるが、オフィシャルセキュリティがこれを担う場合は予め決められた公式のタイミングで行なわれる。 |
セイフティ・スクーバダイバー | 万が一のトラブルに備え、水中に待機して競技者をサポートするスクーバダイバー。減圧などの理由から競技者と一緒の速度で浮上することは出来ないので、決められた水深で競技者の安全を確認する。 |
セイフティ・フリーダイバー | 競技者に伴泳し、万が一のアクシデントがあった場合に迅速に対応するフリーダイバー。海洋種目では主に水深20m以浅くらいまで浮上してきた競技者に付き添って浮上する。競技中の選手とセイフティダイバーの接触は失格の対象となる。 |
セイフティ・ラニヤード | 海洋種目の際、潮流などで潜降ロープと競技者の体が離れてしまうのを防ぐためのもの。BO発生時に潜降ロープを引き上げる事でラニヤードがボトムに引っ掛かりダイバーを引き上げる事が出来る。ケーブル、カラビナ、リストバンドで構成されますが、総重量が500グラム以下、緊急時に簡単に身体から取り外せる構造(クイックリリースシステム)になっていなければならないなど、細かい規定もある。大会ではラニヤードの使用が義務付けられており、競技前は審判員(ジャッジ)による審査に合格したラニヤードのみが使用可能。 |
潜降ロープ | 海洋種目において、ダイバーの申告した深度まで伸びて潜る際の視標となるロープ。潜降時は競技者の身体とロープをセイフティ・ラニヤードで結び、ダイバーが潮流などでロープから離れてしまわないようにする。 |
潜水反射(ダイビングレフレックス) | 頭部(顔面)が水に浸かると脳に信号が送られて無意識に心拍数が減少する身体のメカニズム。 |
フリーダイビング用語:タ
ターゲット | 本番同様に集中力を高めて挑戦する最大限のパフォーマンスを示す。練習中であれ、適切なサポートと万全のセキュリティシステムが整っている環境で行なうこと。 |
ターン | 折り返し地点。ダイナミック種目においてはプールの壁、海洋種目ではボトムプレートがターン地点となる。 |
待機ゾーン(トランジションゾーン) | オフィシャルトップを控えた次の競技者が待機する場所。競技ゾーンと隣接していて、前の競技者が退場次第、競技ゾーンに入ることができる。 |
ダイナミック・アプネア・ウィズフィン(DYN) | プールで行われる種目であり、水平方向に移動できる距離の長さを競う。使用するフィンに関する規定は一切無いが、推進力をより大きく得られるモノフィンは現在の競技会では主流となっている。 |
ダイナミック・アプネア・ウィズアウトフィン(DNF) | 形式はダイナミック・アプネア・ウィズフィンと同じであるが、推進力のあるフィンを使わずに自身の泳力だけで水平方向に潜水できる距離を競う種目。 |
ダイナミック・アプネア・ウィズバイフィン | 形式はダイナミック・アプネア・ウィズフィンと同じであるが、バイフィンの使用に限定されている。泳ぎ方もドルフィンキックが禁止されているため、フラッターキックで泳ぐ必要がある。 |
ダイバーズナイフ | ダイビングナイフまたはダイバーズナイフと呼ぶ。海中には、流された漁網やロープ、生い茂った海藻など絡まった時などの非常事態に使用する。 |
ダイブコンピューター | 潜水時間・深度・窒素吸収量など海に潜る際に必要な各種計測器の機能を内蔵するダイビング専用コンピューター。腕時計型と残圧系一体型の2種類があるが、フリーダイビングでは腕時計型を使用する。スクーバダイビングでの用途とは違い窒素計算は必要ないため、潜降時の水深、潜水時間のみが表示される「フリーダイビングモード」が採用されているモデルを使用する。 |
ダイブフラッグ | ボートなどに潜水中の人がいることを知らせる旗。近づかないように伝えるもので、多くの地域では使用が義務付けされている。 |
タグ | 海洋種目で、競技者の申告深度に置かれているもの。申告深度へ到達した競技者はタグを掴み取り、水面まで持ち帰ることで深度到達の証明とする。申告深度へ到達したがタグを持ち帰れなかった場合は-1ポイントのペナルティとなる。 |
ダックダイブ | 別名(ヘッドファースト・サーフェスダイブ)と呼ぶ。ジャックナイフと同じ。 |
ダブル・ケー(Double K) | 韓国で人気のフリーダイビング器材メーカー。ウェットスーツやマスク、スノーケル、ウェイトベルトといった軽器材はもちろん、ノーズクリップやラニヤードといったフリーダイビング専用器材、フロートやボトムプレートといったインストラクター向けの器材まで幅広い品揃えがある。 ご購入はこちら→https://truenorth.official.ec/categories/3849451) |
短水路 | 25mプールのこと。ターン時に壁を使って蹴伸びができるので、DNF競技で好まれる。 |
フリーダイビング用語:チ
チアノーゼ | 血液中の酸素が欠乏して、皮膚や粘膜が青黒くなる症状のこと。 |
中性浮力 | 水中で浮きも沈みもしない状態のこと。 |
長水路 | 50mプールのこと。フィンの推進力を最大限に活かすことができるので、DYNやDYNB競技で好まれる。 |
フリーダイビング用語:テ
TLC | 最大限息を吸った時の肺の容量。(Total Lung Capacityの略) |
適正ウェイト | 安全かつ効率良く泳いだり潜ったりするために必要なウェイトのこと。プール、海洋、装備、肺活量、体格などによって、適正ウェイトは変動する。 プールでは浅い水深で中性浮力を取るために、比較的重いウェイトを装着する。 海では潜る深度に応じて変わるが、最大深度の3分の1以上の水深に中性浮力を合わせるのが一般的。ただし、水面で息を吐いても沈まないことが大前提。 |
フリーダイビング用語:ト
動的潜水 | ダイナミック・アプネア(DYN・DNF・DYNB)の総称。水中を移動しながら行うアプネア。 |
ドルフィンキック | そろえた両足の甲で同時に水を打つ方法。 |
ドロップライン | 潜降ロープと同じ意味。フロートから伸ばして使用するロープ。先にはボトムプレートが付いており、その手前にラニヤードを止めるストッパーがある。 |
フリーダイビング用語:ナ
ナショナルレコード(NR) | フリーダイビング競技における、国内の最高記録のこと。 |
フリーダイビング用語:ニ
二酸化炭素テーブル | 無呼吸時間は変えずに、休憩時間を15秒ずつ短縮しながら再度息を止める動作を6から8回行うトレーニング。体内に二酸化炭素量を蓄積し、苦しいと感じる時間を延ばすためのトレーニング。PADIアドバンスフリーダイバー以上の資格で習う内容で、知識がない人が行うことは危険なため行わないこと。 |
フリーダイビング用語:ネ
ネガティブ潜水 | 水面で息を吐き肺の容積を小さくした状態で潜水する事。5m程の潜降でも大深度下で受けるような肺の重圧を再現することができる。とても危険なので、単独では絶対に試みないこと。FRCトレーニングとも言う。 |
ネックウエイト | 潜水の際、首に装着するタイプのウエイト。体格や肺活量によって重さの調整も自由であり制限も無い。主にダイナミック・アプネアの種目で使用されるタイプのウエイト。この種目では、身体を流線型に保ち、いかに少ない水の抵抗で泳げるかが重要になるため、腰よりも推進力の邪魔にならない首にウエイトを付けるのが一般的。以前は市販されているものは少なかったが、近年フリーダイビングの人気が高まってきているため、市販しているメーカーも多い。 |
フリーダイビング用語:ノ
ノーズクリップ | 鼻に水が入らないように摘むためのアイテム。ゴーグルを用いる場合や裸眼で潜水を行なう場合などは、どの種目にも用いられることが多い。息が漏れないように自分に合う物を選ぶ必要がある。 |
ノーリミット(NLT) | サヴォーラという乗り物(重り)に乗って潜降し、一呼吸で垂直に潜れる深度を競う。浮上時はウエットスーツの中に空気を入れたり、エアバルーンなどを膨らませた浮力物に掴まって行う。日本では行われた事の無い競技だが、海洋競技の中では最も身体の動きと酸素消費を抑えた形式になるため、最も深い記録が刻まれる種目である。 |
フリーダイビング用語:ハ
ハイパー・ベンチレーション | 浅く早い呼吸を繰り返す呼吸法。血液中の二酸化炭素濃度が低下し、苦しいという信号が脳に伝わりにくくなるため、苦しさを感じる前に体内の酸素量が限界以下になり、ブラックアウトを引き起こす可能性を高める。現在はハイパーベンチレーションを行うことは禁止されている。 |
バイフィン(Bifins) | 左右別々に装着するタイプのフィンのこと。ロングフィンもバイフィンに含まれる。 |
パッキング | 通常の呼吸で空気を吸い込んだ後、口をパクパクとポンプのようにして肺に空気を送り込む呼吸法。これにより体内に取り入れられる肺活量を増やした状態で潜水することが出来る。トレーニングによる肺の柔軟性と共に、詰め込みできる酸素量を増やすことが出来る。しかし、パッキングを行うことにより肺を気付つけてしまう可能性もある為、現在は一般的には推奨されていない。 |
バディ・システム | ダイビング行動をともにする仲間のこと。ダイビングでは2~3人1組で行動するバディシステムが大原則。 |
バディ・フリーダイビング | いかなる練習方法や競技形式を行なう場合も、フリーダイビングは必ず2人1組以上のチームで行なうことが義務である。また、バディが離れた場所にいる場合や全員が同時に閉息する場合は別の監督者がいること。フリーダイビングは絶対に単独で行なってはならない。 |
パフォーマンス | 競技者が競技を行うこと。競技者はペナルティが無く、安全かつ安心して見ていられるパフォーマンスを行なうことが最重要とされる。 |
バルサルバ圧平衡 | 耳の圧平衡(耳抜き)の方法の一つ。肺から息を出す方法。鼻を空気が漏れないようにつまみ、鼻をかむように息を送り込み圧平衡をする。 |
フリーダイビング用語:フ
ファーストエイドキット | 応急処置のために使用される薬品や医療器具を収納しているキット。 |
ファイバーグラス | プラスチックとカーボンファイバーの中間にあり、プラスチックより性能は良いがカーボンファイバーよりかは劣る。プラスチックとに比べ、重さは若干軽いです。 |
VC | 肺活量のこと。限界まで息を吸い、吐き切ったときに移動する空気の量を指す。 |
フィンキーパー | 足首の周りを囲み、かかとの下で止まる3股のバンド。フィンを履いた際のフィット感が向上する。 |
フェイシャル・イマージョン | 脱力した状態で顔を水に付けてスノーケルからゆっくりと呼吸を繰り返し、身心をリラックスさせる方法。競技前や本番前に行うと心拍数を下げるために効果的だと言える。 |
フックブリーズ | アプネア中は血圧が上昇するが、呼吸を再開すると血圧が一気に下がるため、一時的な貧血を招く場合がある。そこで深く息を吸った後に息をほんの少しだけ止め、体内の圧力を上げる事で血圧の低下を抑える。 |
フリー・イマージョン | 水底へ繋がる潜降ロープをゆっくりと手繰りながら、一息で垂直に潜れる深度を競う。フィンは使用せず、潜水中装着しているウエイトの量を変えてはならない。 |
フリーダイビング | 呼吸をするための器材を使用せずに行う水中スポーツの総省。遊びとしてのレクリエーショナル・フリーダイビングと、競技としてのコンペティション・フリーダイビングの2種類に大別されるが、コンペティション・フリーダイビングはそのままフリーダイビングと呼ばれる事が多い。レクリエーショナル・フリーダイビングの中には「スキンダイビング」と称されるいわゆる「素潜り」の類とは違い、海洋またはプールで行う様々な種目に別れ、潜水時間、距離、深度を競う。競技性の強いものとして正式な競技ルールが整備され、世界大会も開催されている。 |
フレンゼル圧平衡 | 耳の圧平衡(耳抜き)の方法の一つ。舌と喉の筋肉を収縮させ、口腔内の空気を耳に送る方法。 |
プロテスト | 競技結果発表後15分以内に、自分の結果及び他選手の結果について審判 (ジャッジ)に意義申請をすること。申請者は同時に5,000円を支払わなければならないが、判定が覆り審判団がその正当性を認めた場合は返却される。 |
ブラックアウト | 限界を越える息堪えにより脳が極度の酸欠状態に陥り気絶、失神すること。脳の働きを停止させて酸素消費量を抑え、即死を回避しようとする身体の防衛本能。すぐに呼吸できる環境に移せばほとんどの場合は数秒で回復するが、ブラックアウトした状態で誰のサポートも無い場合が最も危険である。その為フリーダイビングは必ず適切な対応が出来るバディ同士で行なうことが最も重要なルールとされる。 |
フラッターキック | 左右交互にキックをする泳ぎ方。DYNB競技では原則としてこの泳ぎ方で泳ぐ必要がある。 |
ブラッドシフト現象 | 大深度へ潜水した際の水圧の変化に対して、手足などの末端に流れる血液が肺や心臓、脳などの生命維持に重要となる臓器だけに集中して循環される現象。イルカなどの水棲哺乳類にみられる本能で、大深度に到達するフリーダイバーの体内でも同じことが起きていると考えられる。血液の循環されなくなった手足は痺れ、動かしにくくなる。 |
プラナヤマ | 呼吸をコントロールする方法。ヨガで使用される呼吸を使用する。呼吸がコントロールしやすくなることで不安を減らし落ち着くことができる。 |
フランシスコ・ピピン・フェレーラス | 1962年生まれのキューバ人フリーダイバー。ウンベルト・ペリッツァーリと一緒に世界記録を塗り替え続け、2000年にはノーリミット種目で水深162mの大記録を打ち立てた人物。 |
ブリーズアップ | ダイビング直前にリラックスできるように集中する期間に使う呼吸。腹式呼吸でリラックスする。 |
フリーダイビングモード搭載ダイブコンピューター | 主に潜水深度と時間を計測するために使用されるダイブコンピューター。1秒間に3回の計測を打ち出し、常に精密な深度変化を知ることができる。浮上を決定する深度や時間でアラームが鳴る様に設定することも出来、海洋種目を行なう上では欠かせないアイテムとなる。 |
フリーフォール | 水圧によりウェットスーツや肺の空気が圧縮され浮力が減少し、泳がなくてもも身体が勝手に沈んでいく状態。これにより完全に脱力した状態で潜れるため酸素消費を抑えた状態で潜降できる。 |
フルフットフィン | 水面、または水中をより効率よく泳ぐために必要な、足に装着して使用する道具の事。 日本語では足ひれとも呼ばれる。かかとまでおおわれたものをフルフットフィンという。通常ブーツを使用し、その上から装着する。 |
フロート | 水面での休息やダイブの準備、緊急時のダイバーのサポートに使用する。ドロップラインを設置、浮上の補助をするためにも使用する。 |
フリーダイビング用語:へ
ペナルティポイント | 審判(ジャッジ)判定により競技者にルール上の違反がある場合、競技結果からマイナスされる点数。 判定はイエローカードとなる。ペナルティを含む記録は、世界記録や国内記録としては認められない。 |
フリーダイビング用語:ホ
ホイッスル | 緊急時に使用する笛の音。大きな音が鳴るため、助けを呼ぶ時などに重宝する。 |
ポイント | 各種目の結果はポイントに置き換えられて順位やランキングが決まる。 海洋種目:1メートル = 1ポイント スタティック種目:1秒 = 0,2ポイント ダイナミック種目:1メートル = 0,5ポイント |
ボトムプレート | 海洋種目において、タグを取り付けて競技者の申告深度に設置されるもの。 |
ボトムカメラ | 海洋種目において、選手のターンの様子を撮影するために設置されたカメラ。ボトムプレート付近のダイバーの姿は視認できないため、ボトムプレートよりもさらに下にカメラを設置して、競技終了後に映像を確認してルール違反がないかどうかをチェックする。 |
防水マリーンラジオ | 携帯電話の一種・トランシーバーなど。 |
ホワイトアウト | 過度のパッキングにより拡張した肺が心臓を圧迫し、めまい、貧血、立ち眩みに似たような症状を起こすこと。本番での競技前にホワイトアウトを起こしてスタートを失敗してしまうケースも稀ではない。 |
ホワイトカード | 競技会や記録会において、競技者が何のトラブルもミスもなく正しくパフォーマンスを終えたことを証明する判定結果。 |
フリーダイビング用語:マ
マスク | 水中で物をはっきりと見ることができるダイビング用具。水泳で言うゴーグルのようなものだが、ゴーグルとは違いこちらは鼻までおおわれている。レンズ面は通常強化ガラスが用いられているが、タイプによってはプラスチックが使用されているものもある。顔に当たる部分の素材は昔はゴムでできていたが、現在はより顔にフィットし耐久度も高いシリコンが使用されている物が主流。フリーダイビングでは内容積が小さいほど良い。 |
フリーダイビング用語:ミ
身分証明書 | 公式大会や記録会にエントリーする際に、提出が必要となる書類の一つ。競技結果次第では日本記録や世界記録に認定される可能性もあるため、必ず国籍も分かる証明書が必要。 |
フリーダイビング用語:メ
メディカルチェックシート(医師の診断書) | 公式大会や記録会にエントリーする際に、提出が必須となる書類の一つ。フリーダイビングを行う上で健康状態に問題が無いことを証明する医師の許可印が必要。 |
フリーダイビング用語:モ
モノフィン | 両足をひとつのフットポケットに入れて履く1枚の大きなフィン。ブレード部分はとても大きく、良く水を捉えさらに両足を揃え身体全体を使うキックは強い推進力を生む。 |
フリーダイビング用語:ラ
ライフガード・エキジット | 自分ひとりでプールデッキや低いプラットホームなどへ、反応のないダイバーをエキジットさせる手法。 |
ラニヤード・ストッパー | ラニヤードがボトムプレートまで落ちてしまうのを防ぐためのストッパー。 万が一、ボトムプレートまでラニヤードが落ちてしまうと、ラニヤードが引っかかってしまう可能性があるため、それを防ぐためのツール。 |
ラバーベルト | 通常のナイロン製のウエイトベルトとは違いゴムでできているウエイトベルト。伸縮性があることと、ゴム特有の滑りづらさにより、水深(水圧)の変化に伴ってウエットスーツが薄くなった際にもすべり落ちない。呼吸をする際にもベルトが多少伸びてくれるので、息を吸い込みやすい。 ラバー製とシリコーン製があり、シリコーン製はカラーバリエーションが豊富。 |
フリーダイビング用語:リ
リキッドゴーグル(フロイドゴーグル) | ゴーグルに特殊なレンズがはめ込まれており、ゴーグル内に水(海水や生理食塩水)を入れて使用する事で、水中で視界確保が出来るようになっている。 目とレンズの間に空間が無いため圧平衡をする必要がなく空気消費量を軽減できる。 鼻はおおわれていないため、ノーズクリップの使用が必須。 視野は非常に狭いため、スキンダイビングやバディのサポート時には使用できない。 |
リバースブロック | 潜降時に圧平衡のために耳に送り込んだ空気が、浮上に伴って膨張し内側から鼓膜やその他の機関を圧迫すること。通常は自然と排出されていくが、寝不足や風邪気味のまま潜るとリバースブロックのリスクが増大する。 最悪の場合は、内側から外側に鼓膜が破れるなどケガにつながる。 |
流線型姿勢 | 頭を自然な位置に保ち、顎を引いて両腕を頭の上に伸ばす姿勢。水中を泳ぐ際は水の抵抗を減らすために、理想の流線型をキープすることが望ましい。 |
リラクゼーション | 心を落ち着かせるための技法。息抜きなど。 |
フリーダイビング用語:レ
レイモンド・ブッシャー | コンスタント種目で水深30mへ到達し、フリーダイビングで初の公式世界記録を作った人物。 |
レクリエーショナル・フリーダイビング | 競技性ではなくスキンダイビング同様遊びのこと。 |
レッドカード | 競技会や記録会において、ルール違反または正しくサーフェスプロトコルが出来なかった選手に失格の意味で挙げられる判定結果。記録は一切残らない。 |
フリーダイビング用語:ロ
ロスト・モーター・コントロール(LMC / サンバ) | 極限まで息堪えをした場合の浮上直後、脳の酸素欠乏により身体の動きがコントロールできなくなる現象。筋肉の痙攣によりガクガクと身体が動き、ブラジルのサンバを踊っているかのようになることから「サンバ」とも呼ばれる。数秒で回復することもあれば、そのままブラックアウトすることもある。 |
ロブスター・ウェイト | プール種目で人気の高いネックウェイト。本体部分だけで1.5kg、2.5kg、4kgの3種類があり、さらに追加のウェイトの組み合わせを変えることでウェイト量を細かく微調整できる。 ご購入はこちら→https://truenorth.official.ec/categories/3849454 |
ロングフィン | 通常のフィンとは違いブレードと呼ばれる水を捉える広い面の部分が長く推進力が変わり進みやすい。スキューバダイビングで使用している人もいる。 |
ローボリュームマスク | フリーダイビング向けのマスクで内容積の少ないタイプのマスクのこと。ローボリュームマスクの利点は、水の抵抗の少なさ、マスク装着時の浮力の少なさ、マスク圧平衡時の空気消費量の少なさがある。 理想は100cc以下のマスク。 |
フリーダイビング用語:ワ
ワールドレコード(WR) | フリーダイビング競技における、世界の最高記録のこと。 |